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【ONE】野杁正明、敗北!王座統一ならず…スーパーボンの強烈ミドルに、腕はどす黒く腫れる

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2025/11/16(日)UP

野杁、スーパーボンと激闘も一歩及ばず

『ONE 173:スーパーボン VS 野杁』
2025年11月16日(日)東京・有明アリーナ

▼メインイベント ONEフェザー級キックボクシング(-70.3kg契約)世界王座決定戦 3分5R
〇スーパーボン(タイ/Superbon Training Camp/ONEフェザー級キックボクシング世界王者)
判定3-0
●野杁正明(日本/team VASILEUS/ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王者)

【フォト・動画】ドス黒く腫れる野杁の腕!スーパーボンの強烈ミドル

 野杁は、24年6月からONEに参戦したが、キャリア初の2連敗。K-1時代は無双状態であったが、世界の壁の高さを知った。そんな中で、今年1月の再起戦でKO勝ちを収めると、3月にはムエタイ界の大物・タワンチャイにTKO勝ち、暫定王者となり、勢いそのままスーパーボンと戦う。

 対するスーパーボンは、長年70kgの世界最強クラスのファイターとして君臨。過去には、ジョルジオ・ペトロシアンをハイキックで衝撃KOするなど、注目を集めてきた。25年1月、アラゾフの活動停止に伴い、正規王者に昇格している。

 1R、野杁は三日月蹴り、カーフやローと技を散らし、早くも左ボディを叩く。スーパーボンは強烈なミドル、ローをリターン。2Rになると、スーパーボンのミドルと野杁のローの蹴り合いに。スーパーボンは右ヒザ蹴りをボディへ。

スーパーボンが勝利

 3R、野杁の前進に、スーパーボンは前蹴りやローで距離を取る。接近戦で、野杁は奥足への前蹴り(与座キック)を多用。4R、スーパーボンのミドルに、野杁は徹底してローを返す。野杁は接近戦に持ち込みたいが、スーパーボンはカウンターのヒザ蹴り、カウンターのアッパーで対抗する。

 どんどん前進する野杁だが、スーパーボンが的確なヒットを奪っている印象だ。5R、スーパーボンはミドルとヒザ蹴り、近距離になればくっつき、野杁に連打を打たせない。スーパーボンは細かいパンチ、遠い距離からのヒザ蹴りで印象付ける。野杁は右ストレートを当てた。

 ジャッジは、3者とも終盤にテクニックで上回ったスーパーボンを支持。正規王者としての意地を見せた。

 マイクでは、「全て計画通りでしたが、唯一のミスはKOできなかったことです。(野杁のスタイルについては)驚くことはなかったですし、身体の強さは元々知っていましたから。僕は35歳でもこれから5年、10年試合をやり続けたいです」と語った。

※全試合結果はこちら

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