中野幹士、ダウン奪われ敗北!“アウトボクサー”アリームがさばき切り、IBF挑戦者権勝ち取る
11月24日、トヨタアリーナ東京で行われたプロボクシング[IBF世界フェザー級挑戦者決定戦]は、同級5位の中野幹士(30=帝拳)が同級3位ライース・アリーム(35=米国)に判定0-3(112-115、111-116、109-118)で敗北。要所でアウトボクシングにさばかれ、10Rには右でダウンを喫してプロ初黒星となった。
中野は器械体操仕込みの腕力と体幹を武器に“鉄の拳”と呼ばれる強打者。試合前は14戦無敗(13KO)でKO率92%を誇っていた。
一方のアリームは元WBA世界スーパーバンタム級暫定王者。戦績は22勝(12KO)1敗で、23年にサム・グッドマンに初黒星を喫した後、階級をフェザー級へ上げてコンテンダーに浮上していた。
試合は、サウスポーの中野がじりじり詰める展開に対し、アリームが右回りで位置を取りつつ、飛び込みのフックやアッパーをヒット。中野は左を合わせにいくが、アリームのステップとボディワークで的を外され、攻め手が単発になりがちだった。
中盤の6Rあたりからはアリームの飛び込みが目立ち、8Rにはバッティングでアリームの左目上がカット。中野は圧力を強めボディも狙っていくが、アリームは3~4発まとめては離れる“出入り”で主導権を渡さない。中野が右左フックを当てても、すぐに同型のコンビネーションを返されるシーソーが続く。
10R後半、アリームの右がクリーンヒットし、中野は後方へ吹き飛ばされるように仰向けダウン。最終盤は中野が左を連続ヒットさせ、アリームの顎が上がる場面も作ったが、逆に右を被弾して足が泳ぎ、アリームは要所でクリンチとフットワークで逃げ切った。
判定は3者ともアリーム。足と出入りで中野の圧力をいなした形となった。勝者アリームはマイクで「集中力を切らさず戦い続けたことが勝因。これが4回目か5回目の挑戦者決定戦で、ついにタイトルマッチへのチケットを手に入れた」と喜びを語った。
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