堤聖也、辛勝!ドネアの強打に大ピンチも、根性ファイトで巻き返しV2成功=試合結果
12月17日(水)、プロボクシング[WBA世界バンタム級団体内統一戦](東京・両国国技館)では、王者・堤聖也(角海老宝石)が同級暫定王者ノニト・ドネア(比)に判定2-1(112-116、115-113、117-111)で勝利し、防衛に成功。団体内で王座統一を果たした。4Rにはダウン寸前まで追い込まれるも、持ち前の根性ファイトで巻き返した。
【フォト&動画】堤のパンチがドネアにヒット!ドネアのアッパーでぐらつく堤
堤は24年10月、当時のWBA王者・井上拓真に挑戦し、判定勝利で王座を戴冠。今年2月には初防衛戦として比嘉大吾と対戦し、両者ダウンを奪い合うもののドロー判定となり、防衛に成功した。
その後、目のケガにより休養王者となっていたが、今大会で約10か月ぶりに復帰。2度目の防衛戦で43歳のレジェンド・ドネアを迎え撃った。
試合は、堤がドネアを中心として左回りに動く展開。立ち上がりはドネアがジャブから左ボディでペースを取るも、堤も左を当てて動きを止める。
2Rには次第に堤の手数が増えるが、ドネアも打ち終わりにフック、アッパーを返して拮抗する。3Rには、ドネアの“伝家の宝刀”左フックが2度ヒットした。
4R、堤が左のスピード連打で前に出る。直線的に来る堤にドネアも右を返すが、堤がロープに追い込み、場内は堤コール。
しかし終盤、ドネアが左フック、右アッパーを入れると、堤はぐらつき、ダウン寸前に。しかしゴングに救われた。
5R、堤が脚を若干ぐらつかせながらも左回りに戻し、回復を狙う。しかしドネアは詰め、右アッパー、フックで堤をぐらつかせる。
しかし6Rには堤が左、さらに左アッパーでドネアの顔を上げ、反撃の狼煙を上げる。
7Rには堤が前に出て手数を増やすが、ドネアも左をヒット。堤も連打で追い込み、壮絶なカウンターの取り合いとなる。
8R、ドネアは左右のステップでカウンター待ち。堤はおかまいなしに連打で入り、左でアゴも上げる。
9Rにはドネアがジャブを復活させ、堤が入りづらく空振りが目立つ。ドネアの左目が若干ふさがり気味な一方、堤の鼻の腫れや傷も目立った。
10Rにはドネアがカウンター待ちとなり、堤の連打に左を合わせにいく。
11R、堤の飛び込みの右がヒットする。しかしドネアも左アッパーを入れる。
最終12R、ドネアのジャブに堤の左がクリーンヒットし、ドネアのヒザがガクリと折れる。しかし持ち直し、カウンターを狙うドネア。ラストは互いに足を止めて殴り合い、ドネアの右に堤の左が入った。
堤はマイクで「心配をおかけしました。ドネア選手めっちゃ強かったです。とくに、左フックめちゃ強かったです。思いのほか行けるかなと思った時にバチンと来て、これがレジェンドのパンチか」と傷だらけの顔でリスペクトする。
「本当、負けの流れが出来上がって、僕、負けの流れを何度も経験してるので、“がんばれ俺”って言い聞かせながら頑張りました」と苦しい闘いを振り返る。
この先について「目標としては、他の団体の統一戦があるんで、それを目標としてやっていきたいのと。スーパーフライ級からレジェンドがバンタム級に上げてきているので。もし統一戦が決まらなければ、こんなに痛々しい試合しておこがましいんですけど、ぜひ挑戦を受けたいという気持ちでいます」と井岡一翔と思わしき“レジェンド”と戦いたいとする。しかしSNSでは、ファン・フランシスコ・エストラーダの名前も。
最後に「本物をぶっ倒した極上のバッタもん、堤聖也です!」と決め台詞。場内は大歓声で沸いた。
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