【K-1】ヘビー級の新鋭・杉本仁「僕が上原選手に引導を渡したい」
9月24日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催の『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~初代クルーザー級王座決定トーナメント~』に出場する、杉本仁(27=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が公開練習を行った。
杉本は新設される初代クルーザー級(-90kg)王座決定トーナメントにエントリー。1回戦ではISKAイギリス・クルーザー王者アンドレ・グロース(イギリス)と対戦。グロースは最年少の20歳で、戦績は23勝(11KO)8敗。イギリス国内で2つのタイトル獲得し、若いながら試合巧者で高い勝率を誇っている。伸び盛りの杉本と20歳のグロースというフレッシュな対決となった。
パンチのみのミット打ちを1R披露した杉本は「いい具合に追い込めて、いい感じで練習が出来ています」と淡々とした様子でコメント。これまでのヘビー級からクルーザー級に階級を下げての試合となるが「いつも試合の時は90kgくらいなのでいつもと同じ感じ。今までと変わらないくらい」と、特に問題はないという。
トーナメントは今回が初めてとなり、「やってみないとまだ分かりません。トーナメントだからと言って特別なことはやっていません。いつも通りの練習をやっています」とし、「1回戦をセーブすることは考えていませんね。思い切り出していきます」と、体力の温存などは考えず、1回戦から全力で倒しに行くと話す。
対戦するグロースに関しては「映像は見ました。リーチが長くてやりづらいとは思うけれど、けっこうアグレッシブに攻めてくるタイプなのでかみ合うと思います」と評する。トーナメントの山場はどこだと思うかとの問いには「1回戦です。その日の調子が分かるので」と答えた。
1回戦を勝ち上がることが出来れば、準決勝で日本重量級のエース・上原誠(33=士魂村上塾)と対戦する可能性が出てくる。上原はこのトーナメントで負ければ引退を宣言しており、「一度上原選手と戦ってみたかったので、今回当たれば嬉しいです。出来ることなら僕が引導を渡したい」と、世代交代を実現させたいと意気込む。
同じトーナメントに出場するK-Jee(27=K-1ジム福岡チームbeginning)は、今回のトーナメントには怖い選手がいないとコメントしたが、杉本は「みんな怖いです。トーナメントなので何があるか分からないですからね」と笑った。
そして「ベルトを巻くチャンスは初めてで、トーナメントも初めて。それもK-1でクルーザー級という新しい階級。初めて尽くしですが、逆にそこが楽しみ」と、ワクワクしているようだった。
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