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【VTJ】”20歳差対決”原口央がレジェンド宇野薫に寝技で快勝、フルマーク勝利に「憧れの存在に勝ちに行っただけだった」と反省の弁

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2021/11/06(土)UP

原口がレジェンド宇野薫に勝利

VTJ実行委員会
『VTJ 2021』
2021年11月6日(土)東京・USEN STUDIO COAST

▼第5試合 65.8kg契約 5分3R
●宇野薫(UNO DOJO)
判定0-3 ※27-30×3
○原口央(BRAVE)

打撃戦でも宇野を攻めた原口

 第4代修斗ウェルター級王者の宇野は、過去VTJ大会に6度参戦。1998年の初参戦の際はブラジリアン柔術黒帯のヒカルド“リッキー”ボテーリョをパウンドアウト。その後も数々の名勝負を作り出し、まさに“ミスターVTJ”の称号に相応しい存在だ。現在46歳、戦績は60戦34勝(18一本・3KO)21敗5分。

 対する原口は、シドニー五輪レスリング日本代表の宮田和幸率いるヘラクレス軍団の一員で、今年9月にMIKEが保持するGRADIATORフェザー級タイトルに挑戦し全局面で圧倒して完勝、新王者に輝いた日本のMMA界のホープだ。戦績は7戦5勝(2KO)2敗。現在26歳で宇野とは20歳差だ。

【フォト】原口がバックチョーク、宇野がしのぐ、攻防の瞬間6枚

 試合は1R、宇野は序盤から圧力をかけるが、原口はタックルから宇野を持ち上げマットに叩き落とす。立ち上がり打撃戦になるも、再び原口がタックルでコーナーに押し付けテイクダウン。下からアームロックを狙う宇野だったが、原口はそれを外しパウンドに行くなど、試合をコントロールする。

宇野が寝技を凌ぎながらもアームロックを仕掛ける

 2Rも原口が寝技でペースを握る。原口はバックからチョークを狙い宇野はそれから何とか逃げる。原口は再び宇野をバックの体制から離さず、後ろからパウンド、最後には三角絞めを狙うがブザー。

 3R、宇野はタックルに行くがそれを返され下に。立ち上がると原口の左フックが宇野の顔面を捉える。再び原口がバックを取りケージに押し付ける。そして突然放し、パンチの連打。宇野は防戦一方に。宇野は組みに行くが再び原口がバックを取りチョークを狙うなど宇野をコントロールする。終盤、ケージ際から逃れようとする宇野に原口はパンチを連打。そしてブザー。原口が0-3(27-30×3)のフルマークで勝利した。

原口がバックからチョークで攻める

 勝った原口だが、笑顔はなく反省の弁「憧れの宇野選手と対戦したことは大変嬉しいんですけど、今日のような内容では、練習してきたことの1割も出せてなくて、憧れの存在にただ勝ちに行っただけの試合になってしまって、まだまだだなと思います。もっと練習をしてまだまだ上を目指していくので、今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします」とマイクを置いた。

▶︎次のページは【フォト】原口がバックチョーク、宇野がしのぐ、攻防の瞬間6枚

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