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【ニュース】伝説の格闘家が作る、極辛カレーの大沢食堂が40年の歴史に幕

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2013/05/29(水)UP

閉店後、看板を下ろす大沢昇氏

 極辛カレーで有名な大沢食堂(文京区本駒込)が5月28日(火)の営業をもって惜しまれながら閉店した。近々閉店の噂を聞きつけ、ファンは連日列をなした。

  店主の大沢昇氏(70)は極真空手、ボクシング、キックボクシングで活躍し、身長155cmの小兵ながら、1968年、全日本キックボクシング協会のバンタム級初代王者となり1973年30歳で引退。キックボクシングの戦績は67試合中、KO勝ちが50試合と驚異の強さを誇った。引退後、大沢食堂を始め、以来40年、グローブをフライパンに変え厨房で腕を振るい続けた。

  現役当時、多くのムエタイ選手をKOしてきた大沢氏だが、店を開店してからも食べに来たタイ人を辛さでKOしてしまうほどの「極辛カレー」(写真)を開発。
チャレンジャーが毎日のように現れ人気を博した。

  閉店の理由としては年齢による引退、としているが厨房の機敏な動きからは年齢の衰えは感じさせない。

 閉店後、今の気持ちを尋ねると「なんか肩の荷が下りた感じだよ。やっと一段落ついた感じだな。まだ人生の一段落だ。皆様に支えられて40年、一言で40年って言うけど長いんだよ。過ぎてみればあっと言う間だけどな」。そしてこれからのことを尋ねると「日本のどこかにいるよ。ちっちゃいから誰にもみつかんないよ(笑)」と安堵感の中にも、また何かを始めそうなアクティブさを感じさせた。

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