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【MA日本キック】一貴敗れ、世界タイトルがタイに流出!加藤竜二はWBCタイトル獲得に失敗

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2012/03/18(日)UP


▲WMAF世界ウェルター級王者に輝いたビッグベン(右)を祝福するMA・橋本敏彦理事長 

MA日本キックボクシング連盟
「BREAK-24 ~SAGITTARIUS~ 山本佑機引退記念興行」
2012年3月18日(日)東京・ディファ有明
開場16:30 開始16:45 


▲一貴(右)に延髄蹴りを見舞うビッグベン 

▼スペシャルメインイベント6(第10試合) WMAF世界ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○ビッグベン・チョー・プララームホック(タイ/WBCムエタイ世界ウェルター級王者、ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級10位/挑戦者)
判定3-0 ※三者とも49-48
●一貴(マスターズピット/2011THAI FIGHT 67kgトーナメント日本代表/王者) 
※一貴が初防衛に失敗、ビッグベンが新王者に

 昨年のTHAI FIGHTに日本代表として出場した一貴は、その後はKrush、NJKFのリングでキャリアを積み、1年4カ月ぶりにホームリングに復帰。今回、WMAF世界タイトルの初防衛戦を迎える。

  対するビッグベンは、現役のWBCムエタイ世界王者。過去に日本ではシュートボクシングの緒形健一をKOで下した実績を持つ。

  この一戦を前に、WBCムエタイの国内認可団体であるJPMC・山根千抄理事長は「WBCムエタイとWMAFではルールや採点基準などの違いはありますが、もしこの試合に一貴が勝利した場合にはWBCムエタイの世界ランキング入りを本部に積極的にアピールしたい」という。一貴はベルトの海外流出を食い止めるだけでなく、WBCランキング入りなるか。

 1R、一貴がこつこつと左右のロー。じっくり構えるビッグベンはいきなり延髄蹴り! しっかりブロックした一貴は左右ローから右ハイ。これをスウェーでかわすビッグベンはゆったりとした動きから重い左右ローを返していく。

 2R、一貴の右ストレート、右ハイでビッグベンはぐらつく。しかしビッグベンはすぐに強烈な回転ヒジを返す。一貴はパンチで前に出るも、ビッグベンは前蹴り。一貴は右ロー、胴回し回転蹴り。

 3R、一貴が連打で攻めるも、ビッグベンはすぐに組み付いて首相撲を仕掛ける。一貴はこかされる場面が多く印象は悪い。一貴はパンチで勝負しようとするものの、ビッグバンに組まれるために展開を作れない。ここまでの判定は30-28が二者、30-29でビッグベンが有利。

 4R、パンチの打ち合いとなり、ビッグベンの攻撃で一貴は左まぶたをカット。

  一貴のパンチがクリーンヒットする場面もあったが、ビッグベンはすぐに組み付いて追撃を許さない。

  5Rも一貴が左右ローからパンチ。ビッグベンを後退させるパンチをお見舞いしたが、ビッグベンは組み付く展開に。追い込む場面を作った一貴だったが、僅差の判定で敗れてしまった。


▼スペシャルメインイベント5(第9試合) WBCムエタイ インターナショナル・フライ級チャレンジマッチ 3分5R
○ンガオプラジャン・チューワッタナ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定ボクシング・ライトフライ級王者)
判定3-0 ※50-48、50-48、50-47
●加藤竜二(橋本道場/WBCムエタイ日本フライ級王者&WPMF日本同級王者)

  通常、インターナショナルタイトル戦はタイ在住のタイ人以外で戦うが、この階級は外国人選手が少ないため、タイトル認定試合となり、加藤が勝利した場合のみWBCムエタイフライ級インターナショナルチャンピオンとなる。昨年は4戦4勝、WBCムエタイ日本、WPMFのタイトルを獲得し、MA2011年度最優秀選手賞に輝いた加藤はベルト獲得なるか。対するンガオプラジャンはムエタイとボクシングで試合を行うタイで人気のある選手だという。

 1R、加藤は左ロー、左ハイ。ンガオプラジャンはお返しとばかりに踏み込みの深い右ローを返す。加藤は上下に散らすコンビネーションを見せるも、ンガオプラジャンはかわし続け、組んでは加藤をこかす。

 2R、加藤はローを出すも、ンガオプラジャンはバックステップで軽々とかわす。ハイキックもスウェーでかわされてしまう。ンガオプラジャンは組み付くと力づくで倒すなど、加藤の印象は悪い。

  加藤の右ハイが当たる場面もあったが、ンガオプラジャンはすぐに組み付く。

 3R、加藤はロー、パンチ、後ろ回し蹴りと攻めるも、ひょいひょいとかわし続けるンガオプラジャン。パワフルなパンチから組み付いてはパワーでねじ伏せる。4Rも、加藤の攻撃をかわし組み付くンガオプラジャン。加藤は攻撃が思ったように当たらず攻めあぐねる。加藤が左フックを当てるも詰め切れない。

 5R、ンガオプラジャンは変わらず組み付いてはこかす場面が多い。勝ちを確信したか、ンガオプラジャンは流しモードに入り、組み付いて時間稼ぎに出る。加藤は完全に主導権を取り戻せないまま終了。ンガオプラジャンが危なげなく勝利を収めた。

 持ち味を出せないまま敗れた加藤はキャリア初の二連敗となった。

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