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【全空連】空手プレミアリーグ 日本9個の金、荒賀龍太郎、染谷真有美が2連覇

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2015/11/30(月)UP

男子-68kg 左から準優勝のザビオラ(イラン)、プレミアリーグ沖縄2連覇の荒賀龍太郎、3位・釜口幸樹、4位・ノア(ドイツ)

世界空手連盟(WKF)/全日本空手道連盟(JKF)
「プレミアリーグオキナワジャパン」
2015年11月29日(日)沖縄県立武道館

 男子-84kg級決勝、日本のエース・荒賀龍太郎(2014全日本優勝、2015アジア優勝/荒賀道場)と宿命のライバル、ザビオラ(2013ワールドゲームス-84kg優勝、2015プレミアリーグパリ-84kg優勝/イラン)と相対した。

 荒賀が序盤にカウンターの裏回し蹴りを決め一本で3ポイント先制。3-0と大きく引き離す。取り返そうとするザビオラに、荒賀が落ち着いて試合を運び、突きのカウンターでの有効(1ポイント)などを重ね6-1で荒賀がプレミアリーグ沖縄2連覇を決めた。

左から男子-75kg級決勝を争った準優勝の西村拳と優勝の渡邊大輔

 男子-75kg級決勝では先月インドネシアで開催されたアンダー21世界選手権で準優勝となった西村拳(近畿大学2年)が得意の蹴り技で間合いをキープしようとするが、渡邊大輔(日本空手松涛連盟)がどんどん間合いを詰めて先手先手を取る戦い。西村の蹴りのバリケードを物ともせずに渡邊が強さ溢れる技でポイントを量産し、6-1で渡邊の優勝となった。

左から-60kg級優勝の大西英輝、準優勝の遠山将平

 -60kg級決勝は大西英輝(日本代表/京都産業大学3年)と遠山将平(日本代表/日本空手松涛連盟)の日本人対決。

 積極的に間合いを詰めようとする遠山に対して、大西がコートを使い捉えさせず、遠間からの先手攻撃が冴え、突きの有効ポイントを重ねて4-0で大西がプレミアリーグ初優勝となった。

-50kg級優勝の多田野彩香(左から2人目)

 女子では-50kg級決勝は多田野彩香(2014アジア-50kg優勝/日本大学4年)とヨーロッパチャンピオンのベティーナ(オーストリア)の対決となった。

 積極的に前に出る多田野に対し、カウンターを狙うベティーナ。互いに突きで有効を取り1-1となり残り時間僅かの瞬間、多田野が思い切りよく出した前拳での突きがベティーナの上段を捉え、2-1で多田野の優勝となった。

染谷真有美(左から2人目)が沖縄プレミアリーグ2連覇を達成

 女子-61kg級は染谷真有美( 2014世界-61kg3位/帝京大学4年)とイン(中国)との決勝。互いにアジア各地の大会で対戦経験があり、手の内は知り尽くしている。手足が長く、身長も高いインに試合開始当初こそ攻めあぐねた染谷であったが、常に先手を取る組手で徐々にペースを掴み、突きで有効の1ポイント。1-0で染谷の優勝となった。  

左から-68kg級 準優勝の染谷香予、優勝したアリサ

 女子-68kg級決勝は今年のアジアチャンピオン・染谷香予(2012世界-68優勝 2013・2014全日本優勝/テアトルアカデミー)と今年のヨーロッパチャンピオンのアリサ(オーストリア)が対した。

 試合序盤にアリサが最も得意とする中段後ろ蹴りが染谷を捉え、技あり2ポイントで2-0に。染谷も追いつこうと突き技で有効1ポイントを奪うが、一歩届かず3-1でアリサが優勝を決めた。 

左から+68kg準決勝で反則となる相手の顔面強打により決勝を負傷欠場し準優勝となった植草歩、優勝した川村菜摘

 女子+68kg級は植草歩(2014世界+68kg3位/高栄警備)が準決勝で相手の強打(顔面への突き)により負傷。

 反則勝ちとなるも決勝は棄権し、川村菜摘(2015世界アンダー21優勝/帝京大学3年)が優勝した。

 男子形決勝は日本代表の沖縄チーム(喜友名諒、金城新、上村拓也)と帝京チーム(林田至史、西原啓太、本一将)の決勝。

団体形で優勝した喜友名諒(右)率いる沖縄チーム

 帝京チームは伝統のウンスで力とキレをアピールしたが、今年5月の東アジア選手権から日本代表となった沖縄チームに隙は無く、沖縄チームが見事大会2連覇を決めた。

 これで日本勢は初日(28日)に行われた男女個人形と合わせ、13種目中9個の金メダルを獲得した。  
(photo&text N.Matsushita)

試合結果(3位まで掲載) 
男子組手
+84kg
優勝 Ganjzadeh Sajad (IRI)
2位 Atamov Shahin (AZE)
3位 国吉 真太郎 (JPN)
3位 Futter Troy (RSA)

-84kg
優勝 荒賀 龍太郎 (JPN)
2位 Pourshab Zabiollah (IRI)
3位 釜口 幸樹 (JPN)
3位 Bitsch Noah (GER)

-75kg
優勝 渡邊 大輔 (JPN)
2位 西村 拳 (JPN)
3位 Scott Thomas (USA)
3位 比嘉 弘輝 (JPN)

-67kg
優勝 Figueira Vinicius (BRA)
2位 Tang Wei-Chieh (TPE)
3位 篠原 浩人 (JPN)
3位 Tadissi Yves_Martial (HUN)

 -60kg
優勝 大西 英輝 (JPN)
2位 遠山 将平 (JPN)
3位 Ragananda Imam_Tauhid (INA)
3位 花車 泰平 (JPN)

女子組手
+68kg
優勝 川村 菜摘 (JPN)
2位 植草 歩 (JPN)
3位 Gao Mengmeng (CHN)
3位 Kovaleva Vera (RUS)

-68kg
優勝 Buchinger Alisa (AUT)
2位 染谷 香予 (JPN)
3位 Tang Lingling (CHN)
3位 Sherozia Inga (RUS)

-61kg
優勝 染谷 真有美 (JPN)
2位 Yin Xiaoyan (CHN)
3位 Steffen_Machado_de_Oliveira Maike (BRA)
3位 森口 彩美 (JPN)
 
-55kg
優勝 Kumizaki Valeria (BRA)
2位 Wen Tzu-Yun (TPE)
3位 Semanikova Viktoria (SVK)
3位 山田 沙羅 (JPN)

-50kg
優勝 多田野 彩香 (JPN)
2位 Plank Bettina (AUT)
3位 Li Ranran (CHN)
3位 宮原 美穂 (JPN)

形 団体
優勝 日本(沖縄)
2位 日本(帝京大学)
3位 アメリカ
3位 ペルー

形 個人(28日
男子
優勝 喜友名 諒 (JPN)
2位 新馬場 一世 (JPN)
3位 Quintero Damian (UAE)
3位 金城 新 (JPN)

女子 
優勝 清水 希容 (JPN)
2位 Sanchez_Jaime Sandra (UAE)
3位 岩本 衣美里 (JPN)
3位 照屋 真子 (JPN)

編集部オススメ
・28日 国際戦のプレミアリーグで個人男女形で日本優勝

 

荒賀龍太郎のスピードデモンストレーション (空手ジャーナル youtubeより)

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