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北岡悟を破る大番狂わせ、8戦全勝でDEEP王者となった武田光司が目指すはUFC=2018年10月ベストファイターインタビュー

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■東京五輪を目指すも挫折、UFCを見てプロの世界へ

 プロ転向前、レスリングで華々しい活躍をしていた武田だが、2020年東京五輪を目指す選択肢はなかったのだろうか。

「もちろん目指していました。高校生の時に東京五輪が決まって、その時は凄く嬉しくて。オリンピックに向けて頑張っていきたい気持ちはあったんですが、オリンピックって神に選ばれた人間しか出られないレベルだって分かったんです。今の自分の実力や体格では厳しいなって痛感した部分があって、その時に諦めました」

 そんな時、たまたま目にしたのがUFCの試合だった。

「大学の時に僕の面倒を見てくれていた先輩がいたんですが、その人とUFCの試合を見ていて。それまで僕はMMAにあまり興味はなかったんですが、あの雰囲気を見ていて身体がしびれたというか。それまで格闘技に興味がなかったわけではないんですが、痛そうだなって思っていて(笑)。試合を見ていてカッコいいなと思うことはあったんですけれど、第一印象が痛そう、怖そうというのがあったので、自分には無縁だなと。

 それでレスリングには没頭していましたが。大学に行かずバイトしたり遊んだりしていた時期があり、留年してしまいまして。学校を辞めることにして、その時に何をするかを考えたんです。多分、このままスポーツをやらなかったらチンピラになってしまうと思い、何かしらスポーツを通して完全燃焼できるまでやりたいと思ったんです。その時にUFCを見て、プロ格闘技で活躍したい。自分の満足いくところまでやって完全燃焼したいと思いジムに入門しました」

 プロデビューからわずか1年、無敗のままチャンピオンになるとは「全く考えてなかったです」と武田。

「デビューする時に『どの団体に出たい?』と聞かれたんです。デビューする前って自分のレベルが分からないじゃないですか。それで知っている団体でパンクラスに出てみたいなって言ったら『まだ早い』となって。次にDEEPに出てみたいって言ったらチャンピオンは誰かって話になり、『北岡悟だよ』と。その時はマジか、まだまだ全然先の話だなって思っていました。まさか8戦8勝でベルトを獲れるなんて思ってもいなかったです。出来すぎというか、勢いで獲ってしまったベルトですね」

 絶対王者を破り、これからは自分がチャンピオンとしてDEEPを引っ張っていかねばならない立場。武田にどんなチャンピオンになっていきたいかを聞いた。

「北岡選手が4度防衛しているので、その記録を塗り替えたいです。また、今回の試合をきっかけにRIZINに呼んでいただけるならぜひ試合をさせていただきたいし、最終的にはUFCで出来たらと思います。今のレベルではまだまだ呼ばれないことは分かっていますが、今回の試合をきっかけにそういう動きがあればな、と願っています」

 日本人選手の層が厚いライト級に突如現れたニューフェイス。しかし武田は「どちらかというと階級を下げようと思っているんです」という。

「海外に呼んでいただけることになれば階級をひとつ下げようかなと思っているんです。ライト級だと身長面、フィジカル面で外国人選手に劣っているところがたくさんあるので、下げてみるのもありかなと思っています。まだ決めているわけではないですが、選択肢の一つです」

 連勝記録がどこまで伸びるかもさることながら、国内トップクラスの一角を崩したことで大舞台も見えてきた。いつ武田が大舞台に姿を現すのかが今後注目される。

●受賞者・武田が喜びを語る

 今回のベストファイター受賞について武田は「僕でいいのかなって感じです。他にも素晴らしい選手がいっぱいいると思いますし、その中で今回僕のことを選んでいただけのは本当に光栄です」と語った。

 なお今回受賞した武田には、イーファイトより記念の盾と、ゴールドジムからアミノ酸12などのサプリメント3種類が贈られる。

 武田にサプリメントの利用方法について聞くと、「練習が終わった後、疲労が溜まっている時にBCAA(アミノ酸)とクエン酸を摂ります。翌日に疲れを残さないように練習後のアフターケアには気を使っています」と答えた。

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