【12月・ベストファイター】さらに飛躍した田丸辰、RISE世界-54kgトーナメント優勝で3階級制覇
■志朗に勝ち、突き抜けた存在を目指す!
気になる田丸の次戦だが、3月17日(日)東京体育館にて開催される『RISE ELDORADO 2024』で、志朗(BeWELLキックボクシングジム)の持つRISE世界バンタム級(-55kg)王座に挑戦することが発表された。
じつは、この試合については当初、複雑な思いがあったと証言する。田丸は「個人的には世界トーナメントが終わって、すぐに志朗選手とタイトルマッチをやるのはどうかと迷いました。でも、もしも志朗選手がトーナメント決勝へ上がっていたらとか、そう思われるのは、嫌なのでやることにしました」と本音をこぼしている。
-55kgのバンタム級で勝つことができれば4階級制覇ということになるが田丸は、「ベルトとかは関係なく、もっと突き抜けた存在になりたいですね。自分が動かなくても、周りが動いてくれるような、そんな特別な存在に俺はなりたい」と理想を掲げた。
ボクシングでいえば井上尚弥のような、そんな特別な存在なのか。田丸は「俺が誰かになりたいとかではなく、みんなが田丸辰を目指してもらえるような、そんな存在を目指したいですね。そのためにも名前を、価値を上げていきます」とあくまでも貪欲に、上だけを向いた。
2024年は、さらに田丸辰の飛躍に期待がかかる。その先には、きっと突き抜けた存在の田丸辰が待っていることだろう。
■受賞の喜び
月間ベストファイター受賞について感想を聞くと田丸は、「12月はRIZINも含めて、たくさんの試合がある中で、自分の試合が選ばれて嬉しいです。これまでサプリメントは、試合前以外はあまり摂っていなかったので、これを機に試そうと思います」と語った。3月の志朗戦で、どんな姿を見せてくれるのか楽しみだ。
(取材/文=松井孝夫、構成・編集=イーファイト編集部)
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