【パンクラス】元プロボクシング日本1位・三浦「寝技で極める」
11月1日(日)東京・ディファ有明で開催の『PANCRASE 271』に出場する、三浦広光(SAMURAI SWORD/RINGS)が10月22日(木)都内で公開練習を行った。三浦は2013年ネオブラッドトーナメント(新人王トーナメント)ウェルター級優勝者・KAZZ(GRABAKA)と対戦する。
三浦は柔道で正力杯-81kg級ベスト8になるなどの成績を残し、2004年にMMA(総合格闘技)転向。その後、前田日明リングス代表がプロデュースした格闘チームSAMURAI SWORDの一員として『HERO’S』に参戦。アメリカの団体WECでは世界タイトルマッチに挑戦するなどレギュラー参戦していたが、2009年にプロボクシングの新人テストを受けて合格、プロボクサーに転向した。
デビュー戦はラスベガスで行い、ラスベガスを中心にアメリカで5戦を行い全勝。2011年には日本スーパーミドル級1位にランキングされ、2012年にはデビューから9戦無敗でOPBF東洋太平洋スーパーミドル級王座に挑戦したが、TKOで敗れ王座獲得はならず、この試合を最後にボクシングを引退。通算戦績は9勝(4KO)1敗。
その後はリングから離れていたが、前田から声を掛けられMMAでの復帰を決意。10年ぶりにパンクラスに参戦する。
公開練習ではボクシングを披露するかと思いきや、トライフォース柔術アカデミーにて柔術のスパーリングを披露。「自分の足りないところが分かっているので、全てにおいて強くならないとこの先は勝っていけない。昔は好きなことばかりやっていたので勝てないところがあった」と、柔術の練習に着手した理由を語った。
MMAの練習は元UFCファイター岡見勇信が所属する和術慧舟會東京本部で行い、「毎週少しずついい方向に行っている」という。「ボクシングの癖はだいぶ抜けましたが、まだ危ないところがある。打撃にタックルを合わせられるので、どう間合いをとってどうやって打ち込むかですね」とまだ試行錯誤はしているようだ。
しかし、理想とする試合展開を聞くと、パンチでのKOではなく「寝技で極める」とニヤリ。「元々、柔道をやっていた時は寝技が得意だった。そこから進歩していなかったので今から練習していきたい」と寝技の強化を進めていくという。
理想とするスタイルはUFC世界フェザー級王者ジョゼ・アルド。「やるのならああいうスタイルがいい。(打撃で思い切っていけるのは)寝技が出来るからこそ出来るスタイル。でも自分は3年ぶりの試合なので、どれだけ動けるか。不安はないですが楽しみはある」
10月4日にはウェルター級タイトルマッチが行われ、レッツ豪太を破って鈴木槙吾が新王者になったばかりだが、三浦は「どっちにも普通に勝てるでしょう。両方打撃好みの選手なのでやりやすい」と豪語した。
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