【K-1】卜部功也「普通の兄弟に戻れなくてもいい」

2015/11/06（金）UP
（最終更新：2015/11/06 22:10）

　11月21日（土）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催の『K-1 WORLD GP IN JAPAN～THE CHAMPIONSHIP～』にて、卜部弘嵩（チームドラゴン）の挑戦を受けるK-1 WORLD GP -60kg王者・卜部功也（チームドラゴン）のコメントが主催者から届いた。

　実の兄弟である両者は今年1月のK-1 WORLD GP-60kg初代王座決定トーナメント決勝戦で対戦し、弟の功也が兄の弘嵩を破り、初代王座に就いた。それからというもの、弘嵩は功也へ執拗に再戦を要求し続けた。

「ずっと兄が（王座挑戦を）言い続けていて、兄は凄く負けず嫌いですし、どこかで覚悟を持たなければいけないと思っていました。兄はタイ修行まで行って気合いを入れていたので、これは避けられないなと思いました」と功也。1月の対決後は一緒に練習することがなくなり、練習内容やテクニックについて相談や話し合いをすることもなくなったという。

「この試合が終わって兄弟の関係がおかしくなろうと、僕はプロとして勝つことしか考えられないです。試合が終わった後に普通の兄弟に戻れなくてもいい。K-1のベルトにはそれだけの魅力があるし、きっと兄もそう思っていると思います」と決意を固める功也。

「兄弟だろうが、このベルトを譲るつもりはありません。今回も触れさせずに勝ちます。兄だろうが誰だろうが関係ないです。それが僕のスタイルです」と、得意のディフェンスで相手に当てさせず、自分の攻撃だけを当てると語った。