【極真会館】森善十朗「この世界大会で出し切って最後の試合に」
多彩な足技とスピード感ある動きで城西の隼の異名を持ち、極真世界ウェイト制中量級二連覇の森善十朗(30)が今月20日~22日に開催される極真会館主催『第11回 全世界空手道選手権大会』を最後に一区切りつけ、選手生活を引退すると発言。イーファイトの取材で明らかになった。
森は引退の理由を「今回の世界大会を自分自身で納得できる大会にして、悔いを残さずに選手生活を終えたい。今年で30歳になりますし、今後は仕事でも高い目標を目指してやっていきたいと思っているので」とした。
森は2005年より全日本と世界の舞台で活躍、全日本中量級では2度、世界中量級でも2度優勝している。
中でも印象に残っているのが2013年の世界ウェイト制中量級の準々決勝戦、試合序盤(開始から25秒)にロシアの強豪ズボレフの上段膝蹴りで森がダウン。すぐに立ち上がったものの技ありを取られてしまう。
残り2分あまり、森は技を出し続けるも倒すに至らず、相手からダウンを奪い技あり以上のポイントがないと負けてしまう中、終了時間ギリギリで森の必殺技・竜巻蹴りがズボレフの側頭部にヒット。
ズボレフはマットに崩れ落ち森に技ありが宣告されると場内は割れんばかりの大歓声に包まれた。
この本戦3分は引き分けたが再延長戦で判定4-1にて勝利したこと。
もちろん竜巻蹴りも健在。数種類の蹴り技の練習も欠かさない。
また世界の強豪に当たり負けしないためと強い瞬発力の持続のために筋トレも重視している。
今年8月下旬、世界大会に向けた森のウエイトトレーニングを取材した際、「以前はベンチプレス200kg上げていましたが、筋肉が付きすぎてスピードが落ちたんで、今は170kgほどでやっています」と言い、ベンチプレスで170kgを数回持ち上げて見せた。
また片手懸垂も繰り返し行い、森の強さは技だけではなく驚異的なパワーにもあることが判明。
最後の感動と期待を背に森は最後の大会に挑む。
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