2016/04/11（月）UP
（最終更新：2016/04/11 18:41）

　4月10日（日）東京・後楽園ホールで開催された『Krush.65』の一夜明け会見が、11日（月）都内にて行われた。

　第3代Krush －70kg王者・中島弘貴（バンゲリングベイ・スピリット）からダウンを奪って勝利し、第4代王者となったジョーダン・ピケオー（オランダ/Mike’s Gym）は終始ご機嫌の様子で記者からの質問に答えた。

「こうして王者になることが出来てとても嬉しく思っている。母国以外でチャンピオンになるのが夢だった。Krushチャンピオンの座を長く維持したいと思っている」と挨拶したピケオー。試合後はホテルに帰ってすぐに着替え、ファストフード店へ行ったという。

「ファストフードを1カ月食べていなかったので、食べたくて仕方がなかったんだ（笑）。ハンバーガーもポテトもビッグサイズのセットがあったからそれを食べたよ。それからホテルに戻って、SNSでいろいろな人からお祝いのコメントをもらっていたので、それに答えていた。（同門の）マサロ・グランダーを含めてチームのみんなに嬉しさを伝えたら、みんな喜んでいてくれたよ。ベルトはテレビの横に置いて、部屋のどこにいても見えるように、朝起きた時に最初に見えるところに置いておいた。マイク会長はベルトを枕に巻きつけて寝ればいい夢が見られるぞと言っていたが、やらなかった。いま思えばそうすればよかったかな」と、ジョークを交えてコメント。会見前にもハンバーガーショップに行き、特大のハンバーガーを食べてきたという。

　試合については、「中島も前に出て来てくれたのでいい試合になった。これはいい部分でも悪い部分でもあるが、彼が前に出てきた時にボディブローを入れようとしたことで距離を詰めすぎた。もっと距離をとるべきだったが、距離を詰めすぎてしまったんだ。ボディを狙ったが中島はガードしてきたのでボディを入れられなかったのが反省点。中島はとてもいい選手だった。1Rで強いパンチをもらって驚き、目が覚めて一気に流れが変わった。それまでは中島ペースだったが、そこから自分のペースにもっていったんだ」と振り返り、中島の一撃でスイッチが入ったと打ち明けた。

　今後については、「防衛戦の相手は誰でもいい。KrushのチャンピオンでいつまでもいたいのでKrushが用意してくれた相手と誰とでも戦う」とした。

　これを受けて宮田充Krushプロデューサーは、「正直なところ今70kgでピケオー選手と戦える日本人ファイターはいない。ピケオー選手も早く日本で試合がしたいとOKをもらっているので、これからの試合を見てこれだという選手がいたら決めたい。選手にもアピールして欲しいですね。絶対にピケオー選手を倒すという気概を持った選手なら大歓迎。ただやりたいだけという選手が勝てるほどピケオー選手は甘くない。日本人でいなければ外国人だが、日本人にまずはアタックして欲しい」と、打倒ピケオーに日本人選手から名乗りをあげて欲しいと語った。

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