【Krush】負けたら引退覚悟の上羽に武居は「怖いので逃げます」

2016/04/11（月）UP
（最終更新：2016/04/11 23:36）

　4月10日（日）東京・後楽園ホールで開催された『Krush.65』の一夜明け会見が、11日（月）都内にて行われた。

　Krush－53kg初代王座決定トーナメント準決勝を勝ち上がり、6月12日（日）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.66』で決勝戦（王座決定戦）を争うことになった元WPMF日本＆J-NETWORKスーパーフライ級王者・上羽優希（Desperado.TSK japan）と武居由樹（POWER OF DREAM）が会見に出席。トーナメント出場選手最年長（上羽）と最年少（武居）の対戦となる。

　亀本勇翔（K-1ジム・チームドラゴン）に不戦勝で勝ち上がることとなった上羽は、「武井選手から（リング上で）しっかり倒しますと言われて気合いが入った。判定で終わるとは思っていないので、僕も武居選手を倒します。実力的には武居選手の方が上だと昨日思いましたが、僕がこれからどれだけ集中して、どんな気持ちで試合に向けて練習するかが試合に出ると思う。12日までに最高の自分をもっていって、倒して自分が初代王者になろうと思います」と、武居のKO宣言にスイッチが入ったという。

　対する武居は「足立区から来ましたPOWER OF DREAMの武居です」とのお決まりの挨拶から、「昨日は倒して勝てたのでよかったと思います。6月も倒すと言いましたが、怖いところもあるのでしっかり練習します」と控えめなコメント。

　上羽は「次で30戦目ですが、前までパンチで倒れるなんて考えられなかったんですが去年倒されました。ダメージがないとは言えないので、ここで負けるようなら先がないのできっぱり辞めようと思います」と、もし負けたら引退すると発言。「でもキックボクシングが好きで辞めたくないので全力を尽くします」と、キックを続けるためにも絶対に初代王者になると宣言。

　武居のことは「普段はかわいいけれど試合になるとヒザの角度がえぐいし、距離が上手い。自分の距離以外では戦わないようにしていた。パンチ、蹴りを的確に出していて、攻撃力もあって凄くいい選手だなと思いました。今回対戦するはずだった亀本選手もサウスポーなので、前回練習したことが生きると思う。まだ100％ではないので試合までに100％に持っていって勝ちたい」と評した。

　これを受けて武居は、「1Rは怖いので逃げます。前に試合を見たんですが、あまり覚えていないので対策は考えていません。これから考えます」と言って周囲を笑わせたが、「2代目、3代目より初代がいい。上羽選手は負けたら引退と言っていますが、譲ってもらえたらなと思っています」と、控えめながらも初代王座は渡さない、とした。

●編集部オススメ記事
・ダウン奪ったピケオーが新王者に、王座海外流出
・Krushのラウンドガールに新メンバー加入