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【イノベーション】引退の勇児「支えてくれた皆さんに感謝」

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2016/04/15(金)UP

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 4月29日(金・祝)東京・新宿FACEにて開催される『Dream Force-11』で引退エキシビションマッチを行う元INNOVATIONフライ級王者・勇児(HOSOKAWA)のコメントが、主催者より発表された。

 引退理由について勇児は「ケガが治らず試合に向けての練習ができなくなったこともありますが、後輩も育ってきていいタイミングかなと思いました。自分は恵まれた体格でもなく、練習しないで勝てる程のセンスもありません。そんな自分が、練習できなくなった時点でプロとしては終わりだと思いました」とコメント。

「引退を決意するのにも中々勇気がいりましたが、キックを通して決断する勇気も培いました。ここまで支えてくれた皆さんに感謝です。ありがとうございました」

 今後については「今まで色々経験してきたことを後輩たちや、自分のジムを出した時に選手に伝えていきたいです。そして、ずっと応援して頂いたファンの方々に、今度はセコンドでリングへ立つ姿を見せていきます。今後ともよろしくお願い致します」としている。

 引退エキシビションで勇児と対戦する後輩の竜太は「まず初めに今回、大切な引退式で僕を指名して頂いた事を感謝いたします。偉大なフライ級の大先輩の相手として大切なエキシビションではありますが、全力でどこまで通じるか試してみたいです。それが僕の最大の先輩に対する敬意です。そして先輩のようなチャンピオンになりたいです」と先輩相手に全力で挑むつもりだ。

 また、勇児の師匠であるHOSOKAWAジム・細川英男会長は「東北、格闘技不毛の地と言われた時代から、勇児は地方の選手として頑張って来ました。地方から駆け上がるには、並大抵の努力では上に上がれないのが現実だった時代に、血反吐を吐きながら頑張ってきた勇児は本物のキックボクサーだったと自負しております。そんな勇児の引退はかなり寂しいものがありますが、選手生命が短い競技の中、11年間も普通の倍以上の努力をした勇児には感謝しかありません。笑顔で『お疲れさま』と言ってあげたいです。そして、後進の指導で活躍し、私にとって孫弟子にあたるチャンピオンが出ることを期待したいですね」とメッセージを送っている。

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