2016/04/15（金）UP
（最終更新：2016/04/15 22:58）

軽快な動きを見せた山本

　4月24日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ～-60kg日本代表決定トーナメント～』に出場する山本真弘（ゴールデングローブ）が、4月15日（金）都内の所属ジムにて公開練習を行った。山本は同トーナメント1回戦で大雅（TRY HARD GYM）と対戦する。

　山本は昨年の-60kg初代王座決定トーナメントに参戦し、卜部功也（K1ジム・チームドラゴン）に準決勝で敗れた。ここ最近の2試合では連敗していたこともあり、過去に3度のトーナメント優勝経験もあるベテランファイターは巻き返しを狙う。

　対する大雅は、魔裟斗二世としてK-1で活躍したHIROYAの弟で、今回のトーナメント出場選手の中では最年少。昨年の-55kg初代王座決定トーナメントで準優勝した強敵だ。-60kgへ階級を上げてからは初めて臨むトーナメントになる。

　公開練習では、山本は軽めのシャドーで軽快な動きを披露したが、事前の練習の疲労もあり早めに切り上げた。

　現在の状態について「（去年とは）メンタルの部分が一番違いますね」と、精神面の状態の良さを強調する山本だが、昨年は体のコンディションは良かったにもかかわらず、技が出てこなかったり焦ったりしていたという。「自分の体の動きと心が噛み合わないので、どうしてだろうと。それでずっともがいていましたね」と振り返った。

　そんなとき、試合後にある人から「頭の中が整理できていない」と指摘を受け、自分の状態を客観的に見つめ直したという山本。「自分の中ではできていたつもりでしたが、一番良い状態のときと比べると、やっぱりできていなかったですね」と話す。「今年に入ってから頭の中をずっと整理してきたことで、（技の）引き出しがスムーズに出るようになりましたね」と、手ごたえを口にした。

　この試合に向けても山本は「絶対に優勝しようとかは思ったことがなくて、逆にそういう力みが無い方が良い結果が出ていますね。今回もそういう状態なので」と、あくまで自然体で臨む。