【Titan FC】巌流島から復帰カルバンがタイトル戦

2016/05/02（月）UP
（最終更新：2016/05/02 12:15）

　６月10日（金・現地時間）アメリカ・フロリダ州で開催されるMMA（総合格闘技）大会『Titan FC 39』にHERO’Sミドル級王者ジェシアス・カバウカンチ（＝J.Z.カルバン/ブラジル）が初参戦、ライト級王座を懸けてパット・ヒーリー（アメリカ）と対戦することが発表された。

　カルバンは2006年と2007年に行われたHERO’Sミドル級世界トーナメントで、高谷裕之や宇野薫らの強豪を下し、２連覇を達成。その後、DREAMやストライクフォースに参戦し、昨年は巌流島にも出場した。

　コンプリートファイターとも呼ばれ、筋骨隆々の肉体から繰り出す破壊力のあるパンチやパウンドが持ち味のカルバンだが、ここ最近は目立った戦績を残せておらず、昨年7月の巌流島・中量級トーナメントでは本命と目されながら、優勝したビターリ・クラット（ロシア）に１回戦で敗れている。

　対するヒーリーはストライクフォースで活躍し、元DEEPライト級王者・廣田瑞人を破った実力を持ち、UFCへの参戦経験もあるベテランファイター。Titan FCには2014年から参戦し、現在３勝１敗と勝ち星が先行する。レスリングやブラジリアン柔術がベースのファイターで、テイクダウンを得意とし、フロントチョークやチョークスリーパーなどの技による絞め技による勝利が多い。

　カルバンとヒーリーは共に32歳。ベルトを手にするのは、再起を懸けるカルバンか、好調のヒーリーか。注目のカードだ。

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