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【パンクラス】有己空、8カ月ぶりのリングは99戦目

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2016/05/09(月)UP

長年、エースとしてパンクラスを牽引してきた有己空が99戦目を迎える

 7月24日(日)東京・ディファ有明で開催される『PANCRASE 279』の追加対戦カードとして、ウェルター級ワンマッチ2試合が発表された。

 過去に3階級でキング・オブ・パンクラシストに輝いた、98戦(58勝30敗9分)のベテランファイター・有己空(ゆうき・そら/パンクラスイズム横浜)が8カ月ぶりに参戦。高鍋明大(GUTSMAN)と対戦する。

 有己空は「不動心」の異名を持ち、近藤有己(こんどう・ゆうき)のリングネームでPRIDEなどでも活躍。現在、パンクラスではウェルター級6位の実力だ。昨年11月の『PANCRASE 271』では修斗初代ライトヘビー級王者・川口健次(シューティングジム横浜)に1Rで右フックによるKO勝ちを収め、連敗をストップ。記念すべき60勝目まで残りわずか2勝と迫り、今大会でも白星を上げたい。

 対する高鍋は、2012年に関東アマチュア修斗選手権で優勝し、プロデビュー。パンクラス初戦となった昨年12月の『PANCRASE 274』では、ネオブラッド(新人王)トーナメント・ウェルター級優勝の丸山数馬(nico mma dojo)に判定勝ちした。パンクラス2戦目の高鍋が、大ベテラン相手に2勝目を目指す。

 また、もう1試合では、ウェルター級3位の高木健太(リバーサルジム川口REDIPS)と手塚裕之 (ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)が対戦。 

 高木は1月、パンクラス初参戦のビスラン・エトレシェフ(ロシア)と対戦するも、2Rにチョークスリーパーでまさかの敗北を喫してしまった。上位ランカーだけに、連敗は避けたいところ。

 一方の手塚は、3月大会では約10日前にオファーを受けて急きょ参戦したにもかかわらず、元UFCファイターのルイス・ドゥトラ(ブラジル)を相手にあわやKOの場面を作るなど善戦。試合には敗れたものの、過去2戦をパンチでKO勝ちした打撃の強さを見せた。

 打撃を得意とする両者だけに、激しい打ち合いも期待できる好カードだ。

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