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【K-1】木村“フィリップ”ミノル「今回の俺はヤバイ」

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2016/05/11(水)UP

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-65kg世界最強決定トーナメントのリザーブファイトで対戦する木村(左)とNOMAN(右)

 6月24日(金)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-65kg世界最強決定トーナメント』の記者会見が、5月11日(水)都内にて行われた。

 1日に発表された-65kg世界最強決定トーナメントのリザーブファイトで対戦する木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Fighting Kairos/マイウェイジム)とNOMAN(DTS GYM)が会見に出席。

 両者とも3月の日本代表決定トーナメントでは1回戦で敗退しているが、木村は昨年にゲーオ、HIROYA、マサロ・グランダーと世界最強決定トーナメントに出場する3選手を破っていることを評価。NOMANに関しては「いろいろな候補がいましたが、NOMAN選手は優勝候補の久保優太選手を苦しめた。僕はNOMAN選手を策士と思っていて、あっと驚く試合を見せてくれるのでリザーブにふさわしい」(前田憲作K-1プロデューサー)ことが選考理由となった。

 木村は「11月(ゲーオ)、3月(野杁)と連敗して気持ちがどん底に落ちたので、ここから這い上がる男がどれだけ怖いかをNOMAN選手に教えたい。気持ちが乗っていて初めてと言っていいくらい早く試合がしたいと思うので、今回の俺はヤバイ。期待してください」と挨拶。

 その理由はプレッシャーから解放されたからだという。

「昨年はスタートからゲーオ選手と戦えるチャンスをもらって、そのチャンスをものにしたことでもっと強くならないといけないというプレッシャーがある状態で試合も練習もしていました。そのゴールにゲーオ選手との再戦があって、頭がおかしくなるくらいのプレッシャーと緊張感がありました。そこで負けて、癒える間もなく野杁戦という強い相手との試合があって。

 この期間(3月の試合以降)は休養期間だったので、4月は初めて客席からK-1を見て悔しさがこみ上げてきました。このリングは素晴らしいって心から思いました。そして、俺がやらないといけないってハングリー精神が蘇りました」

 NOMANは「日本トーナメント1回戦負けですし、久保選手にも完封されたので、実力的に久保選手か左右田選手に出て欲しかった」といつものネガティブぶりを発揮したが、「選ばれた以上はしっかり頑張りたい。(木村は)普通に実力があるし、パンチ力があるのとどこからでもカウンターを合わせてくる。普通に打ち合ったら負けるのでしっかりと考えて戦いたい」と、策を練って臨むという。

気合いの入った表情を見せた木村(左)

 両者は2013年1月にKrushで対戦しており、木村が1RでKO勝ちを収めている。NOMANは「あの時は完全にナメていた。負けて当たり前の精神状態だった」と振り返り、木村は「前回の結果はあまり気にしていない。NOMAN選手も強くなっているのでしっかり対策します。まあまあ強いので気を抜かずに行きます」と、前回の試合は関係ないとした。

 また、最後には「KO決着になると思う」(NOMAN)、「3Rしっかり楽しんで最後はKO出来ればベスト」(木村)と両者ともKO決着を目指すと語っている。

●編集部オススメ記事
・2013年の木村vsNOMAN戦の写真
・木村、NOMANが出場した日本代表決定トーナメント

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