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【UFC】フライ級王者ジョンソン、9度目の防衛戦へ

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2016/05/23(月)UP

4月に8度目の王座防衛を果たしたデメトリアス・ジョンソン PHOTO=Zuffa, LLC (c) / GettyImages (c)

 7月30日(土・現地時間)アメリカ・ジョージア州アトランタで開催される総合格闘技(MMA)イベント『UFC 201』の追加対戦カードが発表された。

 UFCフライ級王者デメトリアス・ジョンソン(アメリカ)が同級8位ウィルソン・ヘイス(ブラジル)を相手にタイトル防衛戦に臨む。

 2012年9月に王座決定トーナメントを制し王者となったジョンソン。これまでに堀口恭司、ジョン・ドッドソン、ジョセフ・ベナビデスといった強豪からの挑戦を次々と退け、王座防衛を果たしてきた。今年4月に迎えた8度目の防衛戦では、オリンピックレスリングの金メダリストでフライ級2位の実力者であるヘンリー・セフードと対戦し、ボディへのヒザ蹴りにより1Rわずか2分49秒でTKO勝ち。MMA戦績10戦全勝だったセフードに初黒星を付けた。

 ジョンソンは8度の防衛戦のうち、3勝が関節技による一本勝ち、2勝がパンチとヒザ蹴りによるKO・TKO勝ちと、打撃・テイクダウン・寝技全てにおいて優れた王者として、盤石の強さを見せつけている。また、現在ジョンソンが持つ8度の連続防衛記録は現UFCライトヘビー級暫定王者ジョン・ジョーンズと並ぶ3位タイ。元ミドル級王者アンデウソン・シウバが持つ最高記録10度まであと2勝と迫った。

 そんな絶対王者ジョンソンが今回対戦するヘイスはブラジリアン柔術黒帯の持ち主。打撃を放ちつつ、相手が前に出てきたところをすかさずタックルからテイクダウンを奪い、得意の寝技を多用しながらアグレッシブに攻めるファイトスタイルだ。UFCには2013年から参戦し、現在7戦5勝2敗の戦績を残しているが、サブミッションによる勝利は1勝にとどまっており、ヘイスにとっては王者を相手に真価が問われる一戦になりそうだ。

 挑戦者ヘイスが得意の寝技で絶対王者に一泡吹かせることができるか。それとも、王者ジョンソンが再び挑戦者を退け、連続防衛記録の更新なるか。

▼UFCフライ級タイトルマッチ
デメトリアス・ジョンソン(アメリカ/同級王者)
vs
ウィルソン・ヘイス(ブラジル/同級2位・挑戦者)

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