【レスリング】現役女子高生16歳の須崎がリベンジ優勝
5月29日(日)東京・国立代々木競技場第2体育館で『明治杯全日本選抜レスリング選手権』が開催され、女子48kg級で16歳の須崎優衣(すさき・ゆい/安部学院高校)が初優勝を決めた。
16歳での優勝は、女子69kg級のリオ五輪代表に内定した土性沙羅(どしょう・さら/至学館大)が2011年に女子67kg級を制して以来、2人目の快挙だ。
須崎が優勝した女子48kg級には、2012年から全日本選抜レスリング選手権を4連覇中の登坂絵莉(至学館大)が絶対王者として君臨する。しかしその登坂は、リオ五輪代表内定のため今大会は不出場。
女王不在の中、決勝に駒を進めたのは須崎と昨年の決勝で登坂に敗れた入江ゆき(自衛隊体育学校)。両者は2015年12月に行われた全日本選手権で対戦しており、その時は入江が10-0と須崎に1ポイントも許さずテクニカルフォール勝ちを収めている。
須崎は試合開始から得意のタックルを積極的に仕掛けるが、入江がこれを上手く切る。試合終盤まで、入江に1ポイントのリードを許していた須崎だったが、低い体勢から再び入江の足を目がけて起死回生のタックル。須崎はそのまま入江を抱え上げて落とし、さらに入江が体勢を崩したところを攻め込んで逆転に成功。
その後も、須崎は守りに入らず、果敢なタックルから2ポイントを追加。須崎が7-3で入江に勝利した。
半年前には1ポイントも奪えなかった入江に対し、4ポイント差を付けて下す成長ぶりを見せつけた須崎。見事リベンジを果たし、全日本選抜レスリング選手権で初優勝を飾った。
「東京五輪で金メダル」を目標に掲げる須崎。試合後のインタビューで「勝つことができて本当に嬉しいです。これからもっともっと厳しい戦いになってくると思うので、また明日から練習を全力で頑張って、自分の目標を達成できるように頑張ります」と、涙で何度も声を詰まらせながら喜びを語った。
2020年の東京五輪に向けて、成長著しい須崎がさらなる飛躍を目指す。
●編集部おススメ記事
・15’ 全日本選抜選手権、吉田・伊調ら連覇で世界選手権出場へ
・吉田、伊調らリオ五輪代表全員そろい抱負
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】