【レベルス】歴史的快挙から一夜明けT-98が会見、日本人同士のタイトル戦実現か
6月1日(水)東京・後楽園ホールで開催された『REBELS.43』にて、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座を奪取したT-98(たくや/クロスポイント吉祥寺)が、2日(木)都内にて一夜明け会見を行った。
ラジャダムナン王座はムエタイ最高峰の二大王座のひとつで(もうひとつはルンピニースタジアム)、ムエタイ500年の歴史上、タイ人以外で王座に就いたのはT-98が6人目。
「試合後はなかなか眠れないんですが、それでもいつもは2時間くらいは眠れるのに昨晩は30分くらいしか寝てないです。寝ようとすると試合が終わった直後のシーンが蘇ってきて寝付けませんでした」と、歴史的快挙達成の興奮から眠れなかったとT-98。「歴史があるので重みを感じた」というチャンピオンベルトを寝床の横に置き、ずっと眺めていたという。
王者だったナーヴィー・イーグルムエタイ(タイ)は「身長が高くて蹴りが想像以上に強かった。蹴ってくるタイミングが独特だった」と評し、「ミドルキックをブロック出来なかったので印象はよくなかった。試合後、脇腹が腫れていてビックリしました。でも、ミドルをもらっても必ず返す、もらいっ放しにならないように意識して、蹴られても動揺しないで攻めていけば大丈夫と練習の時に言われていました。それがしっかり出来た」と勝因を語る。
「4Rまではドローだから、5Rで勝った方が勝ちだとセコンドに言われました。最初にハイキックをもらって効きましたが、応援が凄かったのですぐ回復出来て頑張りました」と、最終ラウンドに攻めたのが勝利のポイントだったと振り返り、「5Rが終わった時にタイ人コーチに確認したら“勝った”と言われましたが、判定が出るまでは不安がありました」との心境を打ち明けた。
ラジャダムナン側からは3カ月~半年以内の防衛戦を要請されており、T-98は本場ラジャダムナンスタジアムに乗り込んでの防衛戦を希望。「誰も成し遂げていないことに挑戦したい。タイのベルトだからタイで防衛してこそ真のチャンピオン。どうせ日本だから獲れたんだろうと言う人たちもいるので、タイで防衛すれば文句は言われない」と意気込んだ。
なお、山口元気REBELS代表は「日本人の挑戦者とやっても面白い」と史上初の日本人同士によるラジャダムナンタイトルマッチも視野に入れていると言い、T-98は「僕に挑戦者を選べる権利はない。希望は言いたいですが、言われた相手とやります」と誰の挑戦でも受けると語った。
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