【シュートボクシング】MMAマッチ出場の村田夏南子「相手に打撃勝負はさせない」
7月7日(木)東京・豊洲PITで開催される女子格闘技の祭典『Girls S-cup 2016』に出場する選手たちが、1日(金)都内にて公開練習を行った。
今大会にRIZIN女子MMA(総合格闘技)ルールでの参戦が決まっている女子レスリング全日本選手権2012王者・村田夏南子(フリー)。この日の公開練習では3分間のスパーリングを行い、レスリング仕込みの鋭いタックルや巧みなコントロール技術を披露。関節技も積極的に仕掛けるなど、MMAファイターとしての進化を見せた。
村田は6月4日(土・現地時間)にアメリカで行われた格闘技イベント『KOTC』(キング・オブ・ザ・ケージ)に参戦。3R3分43秒でパウンドによるTKO勝ちを収め、MMAデビューから2連勝を飾っている。それから約1カ月での試合となるが、村田は「9月のRIZINまで試合間隔が空いてしまうと、試合勘の面で不安なので、一度ここで試合を入れたいと思いました」とその狙いを話す。
アメリカで試合を終えた後の約3週間、村田は現地のサンディエゴ・コンバット・アカデミー(略称SDCA)で練習に参加していた。SDCAには女性ファイターが多く、2013年にUFCの初代女子バンタム級王者ロンダ・ラウジーとタイトルマッチを争ったリズ・カムーシェが所属している。
「日本では実践的な練習が多いですが、アメリカではミット打ちなどを何度も反復して数をこなすことが多かったですね」と村田。「アメリカで経験したことしっかりと見せられるようにしたいと思います」と意気込みを語る。
今回、村田が対戦するイローナ・ワイマン(オランダ)は左右から繰り出すパワフルなパンチを武器とする。”猛獣”メルヴィン・マヌーフの愛弟子であり、RENAのライバルとして君臨した”レディピットブル”ロレーナ・クラインにも勝利を収めているオランダ女子キックボクシングの4冠王だ。
ワイマンの印象について「身長が高くて、構えはオーソドックス。ローキックを多用してきますね」と話す村田。本格的な打撃系ファイターとの対戦は初となるが、「相手はスタンドで決めにくると思うので、自分はそれをさせません。自分の得意な展開に持っていきたいです。打撃をもらっても、倒しに行きます」と、自身の武器であるタックルや組み技で相手の打撃を封じると宣言した。
最後には「シュートボクシングのファンの方に、MMAの面白さを見せたいと思います」とMMAファイタとして意気込みを述べた村田。果たしてMMAデビューから3連勝を収めることは出来るか。
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