【RIZIN】レスリング村田デビュー戦で熱戦快勝、吉田沙保里もリング上へ
▼第4試合 スペシャルワンマッチ 53kg契約 女子MMAルール 5分3R
○村田夏南子(フリー/2012年女子レスリング全日本選手権優勝)
判定3−0
●ナタリア・デニソヴァ(ロシア)
東京オリンピック女子レスリング日本代表の座を狙う村田が、いよいよMMA(総合格闘技)デビュー戦を迎えた。対戦相手のナタリアは男子と対戦して一本勝ちしたという逸話を持つ。両選手には吉田沙保里から花束が贈呈された。
1R、パンチで来たナタリアに村田がタックル。持ち上げてテイクダウンを奪う。上のポジションを奪った村田は抑え込みながら単発でパンチを見舞っていく。ナタリアは下からの腕十字を仕掛けたが、村田はかわす。サイドポジションでガッチリと抑え込み、ナタリアは両足で村田の首を絞めにいく。村田はアームロックの体勢に入り、ナタリアは苦しそうな表情。しかし、そのままラウンド終了となった。
2R、パンチの打ち合いをすると見せて村田がタックルでテイクダウンを奪う。抑え込みながらパンチを落とし、ナタリアの下からの腕十字を外して強いパンチを打つ。もう一度ナタリアが腕十字を仕掛けるが、かわした村田がまたもパンチ。そしてまたもアームロックを仕掛け、極まらないと見るやパウンドを連打。さらに腕十字の体勢へ。これはナタリアが村田の頭を両足で挟んで防いだ。
3R、前に出てくる村田をパンチ、キックで迎え撃つナタリアだが、タックルに入った村田が持ち上げてテイクダウンを奪う。ナタリアはまたも下からの腕十字。ヒヤッとする場面だったが村田は冷静に外して上のポジションを奪い、すぐにパウンドを落とす。そして腕十字の体勢になる村田。追い詰める村田だが、関節を取りきることが出来ない。
残り30秒を過ぎたところでナタリアが立ち上がり、村田に右フックを叩き込むが、村田はすぐにタックルに入る。デビュー戦とは思えない落ち着きぶりと攻めに攻めた村田が、判定で勝利した。
村田はマイクを持ち、「何も言うことは考えてません。試合のことで頭がいっぱいでした。でもリオ五輪代表選手に応援してもらって心強かったです。今度は皆さんをテレビの前で応援しています。こんな勝ち方をするイメージではなかったんです。すいません。自分はこんなしょっぱい試合では本当にだめだと思いました。これからもっともっと練習して上を目指せる選手になりたいと思います」と、反省しきり。
すると吉田がマイクを持ち、「応援ありがとうございました。私もレスリングの試合をしましたが、本当に強かった。今日の試合を見て本当にカッコよかった。私たちはリオのオリンピックに行きますが、夏南子の試合を見て頑張ろうと思いました。金メダルを狙います」とアピール。最後はリオ五輪女子レスリング日本代表と村田は記念撮影に収まった。
写真:(c) RIZIN FF / Sachiko Hotaka
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