【ボクシング】和氣の頬骨亀裂骨折とは? 復帰はいつになるのか
7月20日(水)に行われたIBF世界バンタム級王座決定戦で、無敗のジョナタン・グスマンに4度ダウン奪われ11回TKO負けを喫した和氣慎吾(古口)が、今日(21日)にブログを更新。「頬骨に亀裂骨折の可能性があるのと、肋骨もいってました」と記した。
頬骨(きょうこつ)の亀裂骨折とは何か、復帰までどれだけ時間がかかるのか、日本体育協会公認スポーツドクターで、オリンピック強化スタッフでもある「こやまクリニック」(東京都文京区)の小山郁先生に聞いた。
「まず亀裂骨折とは完全に折れていないヒビが入った状態です。しかし、和氣選手のブログの試合後の写真を見ると眼窩底骨折、眼窩壁骨折などが疑われますね。CTでの骨の検査が必要でしょうね。頬骨も、『亀裂骨折の疑い』などという言い方ですから、レントゲン写真では、はっきり分からなかったということでしょう。CT検査で、はっきりすることかと思います」
ちなみに頬骨の場所は、目の下の頰の出っ張った部分一帯のことを言う。この出っ張った部分の亀裂骨折だけなら、そのまま固まるのを待つというが、そのままでは済まないのは頬骨と顎とをつなぐ細長い「頬骨弓(きょうこつきゅう)」にあるという。
「側頭骨(耳の上あたり)と、頬骨の間(顎の関節あたり)に、『頬骨弓(きょうこつきゅう)』というアーチ型の骨があります。そのアーチの下を、側頭筋という、咀嚼に関係する筋肉が走っているので、頬骨弓が折れたりズレたりして凹んでいるような場合、手術をして、形を戻すことになります」という。
果たしてスパーリングができるようになるまではどのくらいの時間を有するのかを聞くと「骨癒合は、比較的、速いと思われ、2ヶ月もしないぐらいで、元通りの強度は取り戻せるのではないかと思います。手術をした場合でもプレートを入れるような手術でなければ、同様に2ヶ月とみていただければ良いと思います」と小山先生。
不屈の闘志をアピールした和氣、今年の年末まで復活の闘志を見ることができるか。
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