【シュートボクシング】シーザー武志会長、元横綱・千代の富士との思い出を語る
7月31日に死去した大相撲の元横綱・千代の富士の九重親方と、生前に親交があったシュートボクシング協会シーザー武志会長がイーファイトの取材に答え、九重親方との思い出を語った。
8月1日、弔問のために東京・墨田区の九重部屋を訪れたというシーザー会長。「ちょっと痩せていたけれど綺麗な顔をしていました。まるで寝ているみたいで、目を覚まして“おおっ、会長”と声をかけてくれるんじゃないかと思ったほど。そうなったら嬉しかったけれどね……」
会長と親方は11~12年前に共通の知人を通じて知り合い、同い年(1955年生まれ)だったことから意気投合。親方は格闘技を見るのも好きだったという。
「山中慎介(WBC世界バンタム級王者)選手の祝勝会でもよく一緒になりました。3月の試合後にも祝勝会があったんですが、親方は来れなくてビデオレターが上映されたんですが、顔がげっそりしていて声に張りがなかったので、大丈夫かなと心配していました。まさかこんな早く逝ってしまうとは」
会長から見た親方は、「凄く気が強いけれど、自分が認めた人間にはとことん気配りが出来る男でした。でも、やっぱりみんなに気を遣っていましたね。凄いなと思っていましたよ」と、その人柄が魅力的だったという。
「昨年の5月31日に還暦土俵入りがあって、それが終わって検査に行ったらすい臓にがんが見つかったそうです。お見舞いに行ったら“俺は運がいいから大丈夫。会長も気をつけた方がいいよ”と気丈に振舞っていましたね。それからお酒も飲まないようになって。私の還暦試合が8月22日にあったんですが、無理をして来てくれました。そういう義理堅い男でした」
「同じ世代として悔しいよね。もっと角界で頑張って欲しかった。私は私で格闘技業界で頑張るから。いい意味で、親方が頑張っていると私も励みになっていました」
2015年5月に亡くなった俳優の今井雅之氏とも親交があったシーザー会長。「2人ともいなくなってしまい、今はとにかく寂しいですね。2人がそれぞれの業界に命を懸けたように、私もシュートボクシングを世界に広めるために残された命を懸けます」と、2人の分も頑張りたいと語った。
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