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【新日本キック】再起戦の元王者・内田雅之「”強ウマ”を目指す」

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2016/08/28(日)UP

チャオ・ロゲート(右)を相手に再起戦に臨む元日本フェザー級王者・内田雅之(左)

 8月28日(日)東京・ディファ有明で開催される『WINNERS 2016 3rd』のセミファイナルにて、日タイ国際戦を行う元日本フェザー級王者・内田雅之(藤本ジム)のコメントが主催者を通じて届いた。内田は元ルンピニースタジアム認定フライ級王者チャオ・ロゲート(タイ)と対戦する。

 内田は2011年12月に第8代日本フェザー級王座を獲得し、その後、4度の防衛に成功。昨年10月に迎えた5度目の防衛戦で重森陽太に判定負けし、王座から陥落した。今年5月の再起戦ではデンサイアム・ウィラサクレック(タイ)に約9年ぶりとなるTKO負けを喫し、現在2連敗中だ。

 前回のデンサイアム戦について、「色々な負け方がありますが、やはり悔しいです。全部出し切らないまま、自分がやりたいことをやらせてもらえないうちに切られて負けてしまいました。恨みを今回ぶつけようと思います」と振り返る内田。今回の試合に向けてタイ人対策を講じてきたという。

得意の左ミドルを放つチャオ・ロゲート(右)

 今回対戦するチャオは、サウスポーから繰り出す強烈な左ミドルを武器とするファイター。ガンガン前に出る好戦的なファイトスタイルで、過去にNJKFフェザー級王者(当時)中嶋平八やKOSフェザー級王者KING皇兵に勝利を収めている。

「防御がうまいですね」とチャオの印象を口にする内田。「自分は自分なりの戦いをして仕留めようと思います。自分の戦いが出来れば自ずと結果は出るので、そこに集中しています」と、リング上で自分の動きを出せることが攻略のポイントだと話す。さらに「『これだ』という自分の武器が明確になったので、それを貫き通して、その技をどのタイミングで出すのか、崩してどう出すのかを考えてます」と秘策があることも明かし、勝利に向けて自信を見せた。

 今年で39歳を迎える内田だが、最近の試合を通じて「格闘技年齢的にはまだいける感覚があります」と手応えを感じている様子。「まだ伸び代があって、ここを修正していけば強くなるという自信があります。今まで自分は“うまくて強い”選手になりたいと思ってましたが、タイトルを失い、前回の試合も負けたことで、“強くてうまい”選手になりたいと感じるようになりました。今は強ウマを目指して頑張っています。これからは一試合一試合大事に進化しながら戦っていこうと思います」と今後に向けて意気込みを話している。

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