【ボクシング】田口良一が腕をクルクル回していた理由
8月31日(水)東京・大田区総合体育館にて、WBA世界ライトフライ級1位・宮崎亮(井岡ジム)の挑戦を退け4度目の防衛に成功したWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベジム)。
その田口が試合中、右の手首をクルクルと回す仕草を何度か見せた。「右ストレートを強打して手を傷めたのでは」「宮崎を挑発していたのでは」と様々な憶測を呼んだが、試合後、田口のトレーナーは「あれは調子がいい時に出るんです」と明かした。
田口本人によれば、「パンチが“やっと当たった”というのと、あれをやると力が抜けて次につなげられるんです。当たると堅くなるので当たった時にあれをやるとリセット出来ます」という。つまり、調子がいいと無意識に出る時と力を抜くため意識的にやる場合と二通りあるそうだ(宮崎戦ではその両方が出た)。
自分の前の試合で同門の河野公平が世界タイトルを奪われ、「自分もヤバいなと思ってしまった」と動揺があったという田口。しかし、「トレーナーにも言われて、自分は自分だからと気持ちを切り替えてリングに上がることが出来ました」という。
ワタナベジムの渡辺均会長は「ダメージがないのが凄い。まだまだ技術的にも伸びています」と田口の戦いぶりを絶賛し、「内山(高志)が復帰するかどうかはまだ話していないので分かりませんが、ほかの選手と並べて次は大みそかですかね」と、田口5度目の防衛戦は大みそかが濃厚だと語った。
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