【ボクシング】田口が日本人対決を制す、V4達成
ワタナベジム
「The DOUBLE Title Match」
2016年8月31日(水)東京・大田区総合体育館
▼WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 3分12R
田口良一(ワタナベジム/WBA世界ライトフライ級王者)
判定3-0 ※116-112、117-111、119-109
宮崎 亮(井岡ジム/WBA世界ライトフライ級1位・挑戦者)
田口は2014年の大みそかに世界王座を獲得。4月の防衛戦ではKO勝ちし、今回が4度目の防衛戦となる。挑戦者の宮崎は2012年の大みそかに1階級下のWBA世界ミニマム級王座を獲得、2度の防衛に成功して返上し、階級を上げて二階級制覇を虎視眈々と狙っていた。
1R、開始のゴングと同時に大歓声。まずはジャブの応酬。左ボディブローを放つ宮崎に田口が左フックをヒットさせる。
2R、田口がフェイントをかけながら前に出る。両者のジャブと左フックが交差する中、田口が宮崎のパンチをかわしてジャブ、左フックをヒットさせて優勢に。
3R、ペースをつかんだ田口が前に出る。宮崎をロープに詰めて右アッパー。宮崎も左ボディブローで応戦するが、田口がリズミカルなジャブと左右ボディブロー。宮崎はガードを固める。
4Rもジャブを走らせる田口。宮崎は下がらずワンツー、ボディを打ち返す。それでも田口はジャブで下がらせると左右のボディ。田口がジャブで主導権を握る。
5R、両者のコールが場内に鳴り響く中、ジャブで前に出る田口。ジャブに手を焼く宮崎もジャブを打ち返し、左フックを狙う。宮崎がインファイトを仕掛けて左ボディブロー。
6R、インファイトを仕掛けてボディを叩く宮崎。田口は左へ回り込みながらジャブを突いていく。ノーガードになって挑発する宮崎。田口はジャブから右ボディストレートを突き刺す。
7R、徹底的にボディを攻める宮崎に田口はジャブから左右の連打。田口の右ボディストレートと左フックが決まる。田口はこのラウンド、クリンチが目立つ。
8R始まってすぐに田口が連打で宮崎にロープを背負わせるが、宮崎も左右ボディブローで応戦。インファイトを仕掛ける宮崎を田口が迎え撃つ。
9R、軽快なステップを踏む宮崎を田口はジリジリと追い詰める。ガードを固めて体勢を低くし、ボディを攻める宮崎。このラウンドも宮崎の攻勢が目立った。宮崎は左目上をカット。
10R、左のパンチを打ち分ける宮崎に田口は右アッパーで応戦。徹底して左ボディブローを打ち込む宮崎の手数が優った。
11R、連打に出た田口の左フックで一瞬宮崎がグラつく。ガードを固めて前に出る宮崎へジャブ、左右ボディ、ワンツーを放つ田口。ノーガードで頭の動きだけでパンチをかわす宮崎。
12R、前に出る田口が左フック、右ストレート、左右ボディで攻める。フットワークでかわそうとする宮崎だが、田口の圧力に下がり気味。宮崎は左ボディブローで勝負をかけるが、田口は右アッパーを突き上げる。終盤に田口の右フックが連続ヒット、宮崎も打ち返そうとするが試合終了のゴング。
判定3-0で日本人対決を制した田口は、「思ったより自分のペースで出来た。宮崎選手は最後までパンチを出してきたので全ラウンド集中していきました」と勝利者インタビューに答え、リングサイドにいた先輩・内山高志に「復帰を待っています」とメッセージを送った。
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