【Krush】初防衛の”ベテラン”寺戸、年上選手の活躍から刺激
9月30日(金)東京・後楽園ホールにて開催された『Krush.69』の一夜明け会見が、29日(土)都内で行われた。挑戦者チャールズ・ボンジョバーニ(フランス)を初回KOで下して初防衛に成功したKrush -55kg王者・寺戸伸近(Booch Beat)が出席し、試合を振り返った。
会見の冒頭、寺戸は「自分が最初にダウンを奪った後、相手を蹴ったという指摘がありました。自分ではダウンを奪ったという認識はなく、そのままの流れで蹴ってしまいました。このことで不快な思いをされたファンの皆様、そしてボンジョバーニ選手に申し訳なく思います」と謝罪。
この件について、Krushの宮田充プロデューサーからも、主催者と寺戸がボンジョバーニへ直接謝罪したことを伝えたうえで、「決して故意でなかったことは確認しています。改めてルールレビューなどで徹底していきたい」と説明が加えられた。
試合に関しては、「実際に相手と対峙してみると、リーチも長いしパワーも感じたので、これは結構苦しむんじゃないかと思いました」と苦戦を予想したという寺戸。「相手はどんどん前に出て圧力をかけてきましたが、それに負けじと攻撃したことが良いかたちで当たった」と振り返った。
ダウンを奪ったパンチについては、「サウスポーの相手に対して、しっかりと右のパンチは狙っていました。最初のダウンではしっかり当たったという感触はありませんでしたが、2回目と3回目はしっかりと手応えがありました」と作戦通りであったと話した。
試合後には観戦に訪れていた家族をリング上に呼び入れ感謝の気持ちを表していが、「自分の両親は格闘技をほとんど見たことがないので、最初は『こんなところで試合をして大丈夫か?』って怖がっていたみたいです。でも、いざ試合が始まるとイケイケと応援してたらしいです」と満足そうな様子。「リングに立って活躍している姿を喜んでくれました」と笑顔を見せた。
今後に向けて、「年齢はけっこう上になってきましたが、自分より年上の選手が頑張っているのを見ると、自分も負けられないという気持ちになります」と、36歳の寺戸はさらなる飛躍を目指す。
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