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【パンクラス&レベルス】全局面で打撃OK「究極の打撃格闘技」大会を旗揚げ

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2016/10/22(土)UP

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2017年4月16日、全ての局面で手足による打撃が許される新ルールの大会を開催するパンクラスの酒井代表(右)とレベルスの山口代表(左)

 10月22日(土)都内にて記者会見が行われ、パンクラスとレベルスが協力して2017年4月16日(日)東京・ディファ有明にて新ルールの格闘技大会を旗揚げすることを発表した。

 新ルールとは、拳、ヒジ、ヒザ、スネの8点(左右の足)を使った打撃ならば、どんな状況でも攻撃OKという過激なルール。顔面踏みつけ、サッカーボールキック、寝ている相手の顔面にヒジ・ヒザを落とす、さらにはタックルや投げでテイクダウンしてマウントポジションなどを奪ってのパウンドやヒジもOK。

 相手の蹴り足をキャッチしてのパンチやヒジ打ちも可能。ラウンド制(1Rの試合時間は検討中)で判定決着もある。試合場は通常のリングを使用。MMA用のオープンフィンガーグローブを着用する。

 寝ても立っても手足を使った打撃でKOを狙っていくという格闘技で、MMA(総合格闘技)から関節・絞め技と抑え込みのみやパスガードのみの寝技を省いたイメージだ。

 会見に出席した酒井正和パンクラス代表は、「レベルスとは以前にも提携したことがあり、前回はお互い試合では交わらない提携をしていました。パンクラスがケージ(金網で囲まれたリング)に移行したことでキックボクシングの試合が組めなくなり、その中で模索をしていました。今の世の中にはいろいろなイベントが増え、選手も増えて価値観が多様化してきました。その中で新しいルールの新しいイベントを行ってもいいのではないかとの想いが出てきました」と、今大会の開催を決めたという。

参戦を表明しているWPMF&RISE2冠王の不可思(右)

 山口元気レベルス代表は、「MMAからもキックボクシングからも出やすいルールを考えました。お互い立ってようが寝てようがどんな状況でも全ての(手足による)打撃がOKという“究極の打撃格闘技”です。このルールでのアマチュア大会もやりたい。そうすれば打撃で倒すMMAの選手が育ちやすいと思います」と説明した。

 出場選手について酒井代表は、「すでに出場を希望している選手がけっこういます。(パンクラスの)上位ランカーもいます。あとは海外の選手も何人かが出たいと言っています」、山口代表は「不可思(WPMF日本スーパーライト級&RISEライト級王者)と小西拓槙(ISKAオリエンタル・インターコンチネンタルスーパーウェルター級王者)はこのルールでやりたいと言っています」とそれぞれ語る。

同じくレベルスから参戦を希望しているISKA王者・小西(右)

 チャンピオンやランキングについては、「まだそこまで考えていません。まずは4月16日の第1回大会をやってから、いろいろ見直そうと思います。年間何大会開催するのか、よくしていくのはどうすればいいかを考えて行きます」(酒井代表)とのこと。

「一般に分かりやすく、判定になりにくい競技になると思う。魅力があるステージにしていきたい」と酒井代表は意気込んだ。

●編集部オススメ記事
・倒れた相手に攻撃OKの過激ルールを導入
・レベルスからの侵略者・不可思がRISE王座を強奪

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