【UFC】無敗の強打者ガーブラント、王者クルーズに挑戦
タイトルマッチで激突する王者ドミニク・クルーズ（左）と挑戦者コーディー・ガーブラント（右）
12月30日（金・現地時間）アメリカ・ラスベガスにて開催される『UFC 207』の追加対戦カードが発表された。
今年1月にUFCバンタム級王者へと返り咲いたドミニク・クルーズ（アメリカ）が2度目の防衛戦を迎える。挑戦者は同級6位コーディー・ガーブラント（同）に決まった。
クルーズは初代UFCバンタム級王者であったが、怪我により2011年10月の試合を最後に長期欠場。2014年2月には復帰戦として暫定王者との統一戦が予定されていたが、これも怪我で欠場となり王座を剥奪されていた。同年9月には約3年ぶりの復帰戦で水垣偉弥に1R61秒でKO勝ちするも、再び負傷し長期離脱を余儀なくされる。
初防衛戦でユライア・フェイバー（右）にパンチをヒットさせるクルーズ（左）
しかし今年1月、約1年4カ月ぶりに怪我から復帰すると、いきなりバンタム級タイトルマッチで当時の王者TJ・ディラショーを破り、王座奪還を果たした。6月にはユライア・フェイバーの挑戦を退けて初防衛に成功している。
対するガーブラントは10戦10勝と無敗の戦績を誇り、そのうち9勝がパンチによるKO・TKO、さらに1R決着が7回という超強打者。8月には水垣を1R48秒でKOし、現在3試合連続で初回KO勝利中。水垣戦の後には「ドミニク・クルーズ、どこにいる？ お前より早い時間で水垣をKOしてやったぞ。お前のアゴもへし折ってやるよ」と王座挑戦をアピールしていた。
水垣偉弥（右）を強打で葬ったガーブラント（左）
度重なる怪我から復帰し、王座奪還を果たしたクルーズが2度目の防衛に成功するか。それとも、ガーブラントがそのハードパンチと止まらぬ勢いで王者をも飲み込むのか。
なお、今大会では元UFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジー（アメリカ）が約1年1カ月ぶりの復帰戦で、現王者アマンダ・ヌネス（ブラジル）に挑戦することも決まっている。
PHOTOS=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)
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