【WSOF】五輪柔道女子の金メダリストがMMA転向、元チームメイトのラウジーに続く
リオ五輪の柔道女子78kg級で2大会連続となる金メダルを獲得したケイラ・ハリソン(アメリカ)がMMA(総合格闘技)転向を表明。K-1で活躍したレイ・セフォーが代表を務めるアメリカ第三のMMA団体『WSOF』と契約を交わしたことを現地メディアが報じた。
ハリソンは2012年ロンドン五輪の柔道女子78kg級に22歳で出場。母国に同階級で初となる金メダルをもたらした。さらに今年8月のリオ五輪では、全試合一本勝ちという圧倒的な強さで2大会連続となる金メダルを獲得。大会後に柔道からの引退を表明していた。
そんなアメリカ柔道界の功労者であるハリソン。実は、UFCのスター選手として活躍する元UFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジーの柔道時代の同僚であった。2008年の北京五輪で柔道女子70kg級の銅メダリストに輝き、母国アメリカに女子柔道史上初のメダルをもたらしたラウジーのトレーニングパートナーを務めていた。
ラウジーがその後、MMAに転向してスターダムへと駆け上がったことから、ハリソンも引退後はMMAに転向するのではとの噂がささやかれるようになっていた。また、本人も複数のMMA団体から接触があったことを認め、「私はケージ(金網で囲まれたリング)の中で、たくさんお金を稼ぐために相手を打ちのめすことも出来ると思うわ」と話すなど、MMA転向を匂わせていた。
リオ五輪後は「全く可能性が無いとは言いきれないけれど、今の答えは”ノー”ね」と、現時点でのMMA転向は無いとしていたが、今回のMMA転向とWSOFとの契約に至っている。
現地メディアの取材に対し、ハリソンは「自分にとって最も大きかったのは競争が恋しくなったことね。また、世界最高峰の舞台で戦いたいと思うようになったの。WSOFは私に素晴らしいチャンスを与えてくれたわ」と話している。
ハリソンのデビュー戦の日程等はまだ発表されていないが、12月31日(土・現地時間)アメリカ・ニューヨーク州のマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)にて開催される『WSOF 34』で、コメンテーターを務めることが決まっている。
●編集部おススメ記事
・ロンダ・ラウジーが金メダルのハリソンを祝福、引退後MMA転向か
・DEEPとWSOF-GCが提携、12月にケージで王座戦を予定
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】