【KNOCK OUT】那須川天心、初ヒジありルールでルンピニー現役王者と激突

2016/11/04（金）UP
（最終更新：2019/03/07 17:10）

　12月5日（月）東京・TDCホールにて開催のブシロードが手がける新キックボクシングイベント『KNOCK OUT Vol.0』の記者会見が、11月4日（金）都内で行われた。

　出場が発表されていたISKAオリエンタルルール世界バンタム級＆RISEバンタム級王者・那須川天心（TARGET）の対戦相手が、ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者ワンチャローン・PKセンチャイジム（タイ）に決定した。

　18歳の高校生でありながら、プロデビュー以来16勝無敗の快進撃を続ける那須川だが、ヒジ打ち＆首相撲からの連続したヒザ蹴りありの純キックボクシングルールで試合をするのは今回が初めて。その相手がいきなりムエタイ最高峰のひとつルンピニースタジアムの現役王者という驚きのマッチメイク。

　那須川は「いきなり現役チャンピオンと当ててくれて最高のチャンスだと思っています。自分のモチベーションも凄く高い。今まで対戦してきた中でもダントツの強さだと思います」と、強敵との対戦に燃える。

　小野寺力プロデューサーによれば、対戦相手候補としてワンチャローンを出したところ、那須川サイドからはためらいもなく二つ返事でOKが出たことで、「決まった瞬間は震えました。感動しました」という。

　那須川が無謀とも思えるこの対戦を受けたのは、「僕は“本物”になることが目標なので、本物と戦えるのが嬉しい」と理由を説明。すでにワンチャローンの試合映像は「何回も見た」と言い、「何度見ても強いと思う。今までは対策を練ったことがほとんどなかったんですが、今回はやらないと勝てないというのがある」と気を引き締める。

　その上で「しっかり対応して最後はKOしたい。首相撲になる前に倒してしまおうかと思います。今まで相手が見たことがないような、いろいろな技を散りばめて、僕はムエタイ（の戦い方）をやらないので、しっかりと（技を）効かせて倒したい」と、現役王者を相手にKO劇を見せたいと言い放った。

　ワンチャローンはスーパーフライ級の前に同スタジアムのフライ級王座も獲得、タイのビッグマッチに出場しているスター選手で2014年にルンピニーの年間最高試合賞を獲得している。2015年9月に『GRACHAN19×BOM IX.5』に来日し、UKF世界スーパーバンタム級王者ユウ・ウォーワンチャイを2Rに左ミドルキックでKOした。

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＜決定対戦カード＞

▼55kg契約　3分5R
那須川天心（TARGET/ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王者、RISEバンタム級王者）
vs
ワンチャローン・PKセンチャイジム（タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者）