【RIZIN】榊原CEO、坂田復帰を「最初は止めて反対」
12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ にて開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント Final ROUND』の記者会見が、11月28日(月)都内にて行われた。
会見では元・修斗世界ミドル級王者・桜井“マッハ”速人(マッハ道場)vs元リングスでプロレスラーの坂田亘(フリー)の対戦が発表された。
榊原信行RIZIN FF CEOは、この対戦が実現に至った経緯を次のように説明した。
「カードを組むも組まないも含めて、本当に準備が間に合うかどうかが焦点でした。1月に話を聞いて、8月頃にしっかり準備している姿を見せていただいた。その姿に僕も胸を打たれる部分がありました。坂田選手からは単純にRIZINに上がりたいではなく、強い相手とやらせて欲しいとの要請を受けました。それに応えられるのは誰かと考えた時に、空気を読まずに相手の心を折りに行ける、この夫婦に同情も遠慮もなくガンガンやれる男、それはマッハだと真っ先に思い浮かびました。この2人の生きざまを見て欲しい。マッハは遠慮なく心を折りに行けばいい。壮絶な試合を見せに行けばいいと思う」
あくまでもテレビ的なストーリーとは無関係なところから始まった話だということを強調した。
「これはテレビありきのカードではないです。彼女(小池栄子)の想いがきっかけとなって始まったカードでした。ストーリーを知ってもらうためには、本人から説明してもらうのがいいと思いました。このストーリーにはテレビ的な作りは一切入っていません。夫婦の中でもう一度旦那を輝かせたい、旦那にアツく恋焦がれた姿を感じたいという想い、でもそれは甘えではなく旦那の背中を押すという部分に旦那を愛する想いが伝わりました。最初は止めて反対もしたんです。でも2人の想いがブレないので、大みそかにチャンスを与えると決断しました」
今回のマッチメイクに関して、格闘技ファンから批判が出るのではないかとの質問には、「プロはバックグラウンドや選手の想いを見る側と共有が出来ることが大事。競技会だけの大会であればアマチュアの域を脱していない。プロはもちろん結果を出すけれど、何を伝えられるかです。この試合は戦いの先にある興奮や感動を届けられると信じている。競技としてのレベルは一歩退いて、男と男の果し合い、戦いの原点の魅力を届けたい」と答えた。
26日に発表されたギャビ・ガルシアvs神取忍とともに「賛否両論あってしかりのカード」と認識しながらも、「コアなファンからすればふざけるな、と言われるのは覚悟していました」という。
「でも我々は世間に向けて格闘技にもう一度振り向いてもらえるところから始めないといけない。PRIDEとK-1の時代はファンが見たいカード=世間が見たいカードでしたが、そこまで行くにはまだ時間がかかります。今年1年活躍した人たちが出る紅白歌合戦に対抗するには、知名度というものが絶対に必要。そこはコアなファンにも長い目で見て欲しい」と語っている。
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