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【パンクラス】三冠王・砂辺に挑む北方大地「王者は僕以外に負けて欲しくない」

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2016/12/16(金)UP

ストロー級タイトルマッチを戦う王者・砂辺光久(左)と挑戦者・北方大地(右)。中央は廣瀬隆司コミッショナー

 12月18日(日)東京・ディファ有明にて開催の『PANCRASE 283』で、メインイベントとして行われるストロー級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ。

 その調印式&記者会見が15日(木)に都内で行われ、初防衛戦となる王者・砂辺光久(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)と挑戦者の同級1位・北方大地(パンクラス大阪 稲垣組)が出席した。

 パンクラス総合情報発信番組「パンクラスTV」内で行われた今回の調印式と記者会見。試合を3日後に控えた両選手が、試合に向けた意気込みを語った。

LINE LIVEで「パンクラスTV」を生配信中のスタジオの模様

「コンディションは過去最高です。もう、チャンピオンになれる気しかしないです」と好調をアピールしたのは、今回がタイトル初挑戦となる25歳の北方だ。

 2010年にパンクラスでプロデビューを果たし、元パンクラス・フェザー級&元DEEPバンタム級王者・前田吉朗らが所属する稲垣組のニューリーダーとして、大阪大会では常にメインイベンターを務めるなど活躍。3月に第4代修斗世界フライ級王者・室伏シンヤを破ると、続く7月にはパンクラス・ストロー級7位につけていた早坂優瑠をTKOで下し、さらに勢いづく。

 そんな北方は王者・砂辺について、「褒め合いたい訳ではないですが、パンクラスでは最軽量級を長い間ずっと引っ張ってきてくれたと思うので、そこは尊敬しています」と、長年の活躍に敬意を表す。そのうえで、「だからこそ、他のヤツに負けるところは見たくないので、僕が倒そうと思っています」と言葉に熱がこもる。

 さらに、「パワーやスタミナといったフィジカル面、それに一瞬のスピードも僕の方がある。経験以外はすべて僕が勝っていると思います」と自信を見せた。

 一方、北方より勝っているものについて「パンクラス愛」と答えた砂辺。2001年のプロデビューからパンクラス一筋で活躍し、昨年11月にストロー級の初代王座を獲得。フライ級とスーパーフライ級に続く三階級制覇を成し遂げ、現在破竹の14連勝中と、37歳を迎えた今もその勢いは留まることを知らない。

 北方を前に、「10年以上前に前田吉郎、藤本直治、藤原大地といった稲垣組の選手たち(藤本と藤原は現在は所属していない)と試合をしてきましたが、僕は2敗1分で1勝もできていないです」と、稲垣組に対する借りを口にする砂辺。

「約10年経ち、また稲垣組に対して挑戦できること、”稲垣組の最高傑作”と戦えることを嬉しく思います。今度こそ、稲垣組から1勝したいと思います」と、天敵・稲垣組からの悲願の1勝に向けて闘志を燃やす。

 さらに、「14連勝って、実は前田(吉朗)選手と一緒なんですよ。これまた稲垣組の選手です。その選手が持っている記録を超すかどうか、塗り替えられるかどうかも、すごく楽しみですね。僕の中ではドラマがある戦いです」と意気込みを語った。

 ともにプロデビューからパンクラス一筋で活躍してきた両選手。調印式に立ち会った廣瀬隆司コミッショナーも、「2人のパンクラス愛は非常に熱いものがあります。パンクラス愛を持つ者同士の激突に、乞うご期待ください」と呼び掛けた。

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