【UFC】元・絶対王者アンデウソン・シウバが再起戦
2月11日(土・現地時間)アメリカ・ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターにて開催される『UFC 208』で、元UFCミドル級の絶対王者と呼ばれたアンデウソン・シウバ(ブラジル)の復帰戦を行うことが発表された。
現在UFCミドル級7位にランクインする41歳のアンデウソンは、2006年10月から2013年7月までUFCミドル級王座に君臨。長い四肢から繰り出すムエタイ仕込みの強打を武器に、10度の最多防衛記録と16連勝の最多連勝記録を樹立し、全階級を通じて史上最も長く王座に就いたファイターだ。
2013年7月に迎えた11度目の防衛戦でクリス・ワイドマンに敗れて王座から陥落。同年12月にワイドマンに挑戦するかたちで再戦するも、左足首を骨折してTKO負け。その後、2015年1月の復帰戦でニック・ディアスに判定勝ちを収め、復活を遂げたかに見えたが、薬物検査で陽性反応が検出され、同試合はノーコンテストに。アンデウソンは1年間の出場停止処分を受けた。
処分解除後の2016年2月に再び迎えた復帰戦で、マイケル・ビスピン(現UFCミドル級王者)を相手に熱戦を繰り広げるも判定負け。また、昨年8月に行われたUFCの200回記念大会では、禁止薬物違反により欠場となったジョン・ジョーンズに代わり、大会の僅か2日前のオファーを受けて緊急出場。ライトヘビー級王者ダニエル・コーミエと対戦するも、準備期間の短さや体重差を跳ね返すことはできずに判定で敗れた。
UFCの記念大会の対戦カード消滅の危機を救ったアンデウソンの勇気ある決断は大歓声で称えられた。しかし、2012年10月のステファン・ボナー戦以降、白星から遠ざかっており、今大会では何としても勝利を上げたいところ。
そのアンデウソンと対戦するのはUFCミドル級8位デレク・ブランソン(アメリカ)。バックボーンのレスリングでは、大学時代にオールアメリカンに3度選出されるなど、輝かしい実績を持つ33歳のファイターだ。Strikeforceを経て、2012年12月から参戦するUFCでは9戦7勝2敗の戦績を収めており、直近の試合となる昨年11月のロバート・ウィテカー戦で敗れるまでは、5連勝(4KO・TKO)を飾っている。
約4年半ぶりの白星を目指すアンデウソンが復活の狼煙を上げるのか。それとも、ブランソンがかつての絶対王者を破り、上位戦線に食い込むのか。
PHOTOS=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)
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