【Krush】王者ピケオー、V2も「一番ストレスのたまる試合だった」

2017/01/16（月）UP
（最終更新：2017/01/17 04:09）

　1月15日（日）東京・後楽園ホールにて開催された『Krush.72』の一夜明け会見が、16日（月）都内で行われた。

　ダブルメインイベント第1試合で、Bigbangスーパーウェルター級王者・廣野祐（NPO JEFA）の挑戦を退け、2度目のKrush -70kg王座防衛に成功したジョーダン・ピケオー（オランダ/Mike’s Gym）が出席。試合を振り返るとともに今後の目標を語った。

　開口一番、「正直、少しがっかりしているよ」と口にしたピケオー。「KO勝ちをするという試合前の約束を守れなかったからね」と肩を落とす。また、試合中に股関節を痛めたことも明かしたが、「それ以外は大丈夫です。良い左（のパンチ）をもらってしまうこともありましたが、特にダメージは無いです」と大きなダメージが無いことを強調した。

　試合では、完全にくっ付くぐらいの接近戦を徹底して仕掛ける廣野のファイトスタイルに手を焼いた。ピケオーは「賢いやり方だと思ったね。僕が攻撃を出しにくくするような距離の詰め方をしてきたので、本当にやりづらかった。特に何が強いという訳では無かったけれど、日本で戦った試合の中では、一番ストレスのたまる試合だったよ。もし、彼とまた戦う機会があるなら、もっと良い戦略を持って彼を必ずKOしたいね」と苦笑いで認めた。

　また、全試合終了後には、メインイベントのKrush女子タイトルマッチでKANAから王座を奪取し、新王者に輝いた同門のメロニー・ヘウヘスをリング上で祝福し、喜びを分かち合ったピケオー。この日も、「彼女が勝つことは分かっていましたが、素晴らしいことだと思います。2人でベルトを手にしたことは良い経験です。でも、昨日の夜はホテルの部屋で騒ぎすぎて、追い出されるところでした（笑）」と笑顔を見せた。

　2017年の初戦をタイトル防衛で飾ったピケオー。今後の目標を尋ねられると、「宮田さん、K-1で自分をトーナメント出場選手に起用してください」と、隣に座る宮田充K-1＆Krushプロデューサーに、現在空位となっているK-1スーパーウェルター級の王座決定トーナメントへの出場を直訴。2015年の初代王座決定トーナメントでは、マラット・グレゴリアンに敗れて準優勝に終わったトーナメントへの再出撃に燃えた。

　これを受けて、宮田プロデューサーも「メンバー（の選定）はこれからですが、ピケオー選手はKrushのチャンピオンとして2度防衛を果たしているということで、資格十分であると考えています」と後押ししている。

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