【Krush】前王者・堀尾を破った鈴木「自分にしかできない倒し方を見せたい」
1月15日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『Krush.72』の一夜明け会見が、16日(月)都内で行われた。
4月22日に開催が決定した『K-1 WORLD GP JAPAN~スーパーバンタム級王座決定トーナメント』を見据えて、-55kgの3試合が組まれた今大会。勝利を収めた鈴木優也(K-1ジム目黒TEAM TIGER)、英雄伝説世界-57kg級王者・伊澤波人(KREST)、石田圭祐(KREST)の3選手が、それぞれ試合を振り返るとともに、4月のK-1トーナメントに向けた思いを語った。
前Krush -55kg王者・堀尾竜司に判定3-0で勝利し、下馬評を覆した鈴木。「思った通りの展開になったかなと思います。僕は距離を使って支配することを意識していました。それが作戦通りはまりました」と勝因を振り返る。しかし、「KOできなかったことが悔しいです。堀尾選手はタフなので、粘りの試合になるとは思っていました。その中で一発のタイミングを狙っていたのですが…。もっと練っていきたいと思います」と反省も口にした。
4月のK-1トーナメントについては「もちろん意識しています」と力がこもる鈴木。「やはり、僕は距離を使える選手なので、他の選手にできない倒し方を見せていきたいですね。スパッと切るような蹴りであったり、見えないタイミングのパンチで倒したりということができると思うので、そこを爆発させられるようにします」とさらなる進化を誓った。
また、多彩な蹴り技を武器に、初参戦のBigbangスーパーバンタム級王者・良星(らすた/平井道場)を判定3-0で下した伊澤は、「Krush初参戦の相手を止めるという門番の役割を果たせました」と喜びの第一声。
良星については、「攻撃のテンポがすごく速くて、一発一発のスピードと手数もすごかったので、やりにくかったです」と評価。伊澤のお株を奪うように再三ローキックを放っていたが、これについては「僕は空手出身なので、普通のローキックは全然効きません。今回は蹴らせても良いと思っていました」と特に気にしていなかったと言う。
中国の英雄伝説で重ねた試合経験も活きたと話し、「日本人選手に比べて力が強い中国人選手のパンチや蹴りを受けた経験が活きたと思います。殴られても心に余裕がありました」と振り返った。
しかし、4月のK-1トーナメントについて聞かれると、「インパクトを残した人が出られると思っていたので、何としてでも倒して『K-1に出してくれ』と言いたかったですが、倒しきれずにインパクトのある試合もできませんでした。自分から出せと大きな声で言える立場ではないです」と控え目に返した。
一方、結城将人(U.M.A)との激しい打ち合いを繰り広げた末に、判定3-0で勝利をつかんだ石田は、「いつも試合が終わったらすぐに映像を見て、反省点を箇条書きにしているのですが、今回は半端な量ではないです。具体的に言うとキリが無いくらいで。簡潔に言うと、KOを狙いすぎてしまい、1R目から強弱もつけずに雑な試合をやってしまったということです」と猛省。
他の2選手と同様に4月のK-1トーナメントに向けたコメントを求められると、「反省点を糧にすれば、もっと強くなれると思います。ここまで勝ち続けているのは自分しかいないと思っているので、もっと強くなった自分の姿を4月に見てほしいです」と出場をアピールした。
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