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【Krush】木村ミノルが約2年半ぶり参戦決定、MMAの悪夢から復活宣言

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2017/01/17(火)UP

1月15日の『Krush.72』のリングに登場した木村“フィリップ”ミノル

 1月15日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『Krush.72』で、木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Fighting Kairos/マイウェイジム)の約2年半ぶりとなるKrush参戦が発表された。

 この日、リング上に登場した木村は「ただいま!」と第一声。「去年は長くて暗いトンネルを一人で歩いていました。でも格闘家として、人として成長できたと思います。格闘家として狂気で覚醒してきました。復活するときはここ(Krush)と決めていたのでやばい試合をします」と復活を宣言した。

木村はリング上から「ただいま!」と第一声

 現在23歳の木村は2010年にMA日本キックでプロデビューし、2013年からKrushに本格参戦。破壊力抜群の強打を武器に、田中秀和、NOMAN、佐々木大蔵、梶原龍児、“狂拳”竹内裕二からKO勝ちの山を築くなど活躍した。

 2014年からはK-1に参戦。2015年1月には現K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者ゲーオ・ウィラサクレックからダウンを奪い、国内ジム所属選手としては初めてゲーオに黒星を付けたことで、一躍K-1の主役の座に躍り出た。また、対戦相手への挑発や歯に衣着せぬ言動も注目を集め、現在のK-1を代表する人気選手となった。

王者ゲーオ(左)にパンチを見舞う木村(右)

 そんな木村は昨年8月にMMA(総合格闘技)初挑戦を発表。同年9月のRIZINでチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットと対戦するも、僅か7秒でKO負けを喫してしまう。その後、すぐに年末大会で再戦が決まるも、ベネットがビザのトラブルにより入国できず、大会直前に対戦カード消滅。この「長くて暗いトンネル」で味わった悔しさをバネに、主戦場である立ち技のリングで再起が期待される。
 
 なお、木村の復活の舞台となるのは、3月3日(金)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.74』。対戦相手は後日発表される。

 木村のKrush参戦は2014年8月に富平禎仁をKOで下した『Krush.45』以来、キックの試合は昨年6月のK-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイトのNOMAN戦(木村が判定勝ち)以来となる。

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