【Krush】木村ミノルが“超好きな相手”と対戦「おもちゃにしてやる」

2017/01/20（金）UP
（最終更新：2017/01/21 18:29）

　3月3日（金）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.74』に、約2年半ぶりのKrush参戦が発表されていた木村“フィリップ”ミノル（Team Philip/GSA/WSR）の対戦相手が決まった。

　1月20日（金）に都内で行われた記者会見で発表されたその相手とは、西川康平（池袋BLUE DOG GYM/超人クラブ）。K-1甲子園出身で、2015年4月にはK-1 WORLD MAX 2010日本王者・長島☆自演乙☆雄一郎を下している。

　会見では最初に木村が登壇し、続いて西川が姿を現すと木村は思わず笑みをこぼす。その理由は、「個人的に超好きな相手なので嬉しさが我慢できなかった。バチバチ殴り合ってくれるので、いい感じにかみ合うと思います」と、望み通りの相手だったからだという。

　西川も「最初にオファーを受けた時は違う相手だったんですが、まさか木村選手になるとは思わなくて決まった瞬間に興奮しました。3月3日に向けて必死で練習して、木村選手をぶっ倒しにいこうと思っています」と、こちらも木村との対戦決定にテンションが上がったようだ。

　木村は昨年大みそかの『RIZIN』で、9月のMMA（総合格闘技）デビュー戦で7秒KO負けを喫したチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットとの再戦が決まっていたが、ベネットがビザのトラブルにより来日できず、試合が消滅してしまった。

「ファンの皆さん、楽しみにしていてくれた人たちに申し訳ないです。その分、溜め込んできたパワーがあるので、今回の試合は思い切り楽しめると思う。いい環境で練習が出来ていて、大みそかへ向けてハードなトレーニングを何カ月もやっていましたが、そのままトレーニングを続行してきたので思い切り仕上げていきます」と木村。

　MMAデビュー戦以降はMMAの練習をしてきたが、「MMAにはキックボクサーが持っていない、いい打撃がある。それを経験出来たのが大きい。立ち技に戻ってきたら凄いことになるとワクワク感を抱えて練習していました。それを全部Krushにぶつけられると思うとめっちゃ楽しみです」と、立ち技に応用出来る技があると語った。

　さらに木村は「Krushの－67kgタイトルを獲りたい」と、これまでの－65kgから階級を上げることを発表（現王者は塚越仁志）。「Krushの－67kgとK-1の67.5kg（ウェルター級）のどっちもタイトルを獲りに行きたい。心機一転、Krushで－67kgでチャンピオンになって、K-1の67.5kg戦線に入っていってかき乱したい。新しいチャレンジにワクワクしています」

　しかし、そこには進ませないとするのが今回の相手・西川だ。「1Rからアゴを狙って一発で沈めてやろうと思っている」と一撃KO宣言。木村はこれを受けて「バチバチ殴り合ってではなく、遊んでおもちゃにしたい。心を折れるなら折りたい。3Rのどこかで倒したいって軽いノリです」と、いたぶって最後にKOすると不敵な笑みを浮かべた。

　なお、この試合より両選手の所属名が変更。木村は「MMAの練習を見てもらっていて打撃のスキルアップにもつながったGSA（GENスポーツアカデミー）、ずっと練習させてもらってゴンナパーともスパーリングをしているWSR（ウィラサクレック・フェアテックスジム）。拠点としているジムをチームに入れたかった」と説明。西川は以前から練習していた池袋BLUE DOG GYMを所属名に付け加えた。

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＜決定対戦カード＞

▼Krush －67kg Fight 3分3R延長1R
木村“フィリップ”ミノル（Team Philip/GSA/WSR）
vs
西川康平（池袋BLUE DOG GYM/超人クラブ）