【UFC】好調ゲガール・ムサシが元王者ワイドマンと4月に激突
4月8日(土・現地時間)アメリカ・ニューヨーク州バッファーローのキーバンク・センターにて開催される『UFC 210』の対戦カードとして、元UFCミドル級王者クリス・ワイドマン(アメリカ)vs元Strikeforceライトヘビー級王者ゲガール・ムサシ(オランダ)のミドル級マッチが発表された。
ワイドマンはレスリングのオールアメリカンに2度選出され、ブラジリアン柔術では全米王者に輝いた実績を引っさげ、2009年2月にアメリカのMMA団体ROCでプロデビュー。3戦目で現UFCファイターのユライア・ホールに初回TKO勝ちを収めてROCミドル級王座を獲得した。2011年3月からUFCに参戦を果たすと、次々と白星を重ねて2013年7月に当時ミドル級の絶対王者に君臨したアンデウソン・シウバに挑戦。KO勝ちを収めて王座獲得に成功した。
その後、初防衛戦でシウバの挑戦を退けると、リョート・マチダ、ビクトー・ベウフォートを下して3度の王座防衛に成功。2015年12月に4度目の防衛戦でルーク・ロックホールドにTKO負けを喫して王座から陥落した。なお、この敗戦がプロ14戦目にして初黒星であった。昨年11月に約1年ぶりの再起戦に臨むも、シドニー五輪レスリング銀メダリストのヨエル・ロメロにKO負けして2連敗。現在はミドル級4位となっている。
対するムサシはかつてPRIDEやDREAMといった日本のリングで活躍。DREAM時代にはライトヘビー級とミドル級の2階級を制覇している。また、ボクシング仕込みの強打を武器に、K-1ルールで第2代K-1ヘビー級王者・京太郎(現OPBF東洋太平洋ヘビー級王者の藤本京太郎)や武蔵からも勝利を上げている。
さらに、2009年8月にはStrikeforceライトヘビー級王座を獲得。2013年4月からUFCに参戦すると、ダン・ヘンダーソンやチアゴ・サントスといった強豪にTKO勝ち。2015年9月のUFC日本大会でホールにまさかのTKO負けを喫したが、昨年11月に迎えた再戦で初回TKO勝ちを収めてリベンジに成功。4連勝&3試合連続TKO勝ちでミドル級ランキング5位に浮上している。
2連敗中のワイドマンはムサシを下して復活の狼煙を上げることができるか。それとも好調のムサシが元王者を破り、王者ビスピンへの挑戦に一歩前進するのか。
PHOTOS=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)
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