【Krush】中島vs山崎、3度目の決着戦へ闘志「目指すはベルト」

2017/02/02（木）UP
（最終更新：2017/02/06 14:33）

　3月3日（金）東京・後楽園ホールにて開催の『Krush.74』で再戦することが決まった、元Krush -70kg王者・中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット) と山崎陽一(K-1ジム・シルバーウルフ)が、2月2日（木）都内で開かれた会見に出席。試合に向けた意気込みを語った。

　これまで2度対戦している中島と山崎。初対決は2013年8月の『Krush.30』で行われ、山崎が延長R判定2－1の僅差で勝利。2度目はKrush -70kg王座決定トーナメント決勝戦として2015年4月の『Krush.53』で行われ、中島が判定3－0でリベンジに成功するとともに第3代Krush -70kg級王座の栄冠を手にした。

　互いに1勝1敗で迎える決着戦となった今回の再戦。中島は「自分が目指しているK-1のタイトルに向けて、ステップアップの試合だと思っています。70kgらしい迫力のある試合が見せられればと思っています」、山崎は「自分も目指しているところはKrushやK-1のベルトであり、（ジョーダン・）ピケオーをはじめとした外国人選手に勝つことです。中島選手とは1勝1敗なので完全決着をつけたいと思います」とそれぞれ話し、ともにさらなる高みへ到達するために落とせない一戦と位置づける。

　過去の試合を振り返り、中島は「パンチは日本人の中でも強い方で、一発を持っています」と山崎のパンチを警戒。山崎は「2年前の王座決定戦で中島選手の上手さをすごく感じました。（自分とは）噛み合わないというか…。それまではパンチでガンガンいくイメージでしたが、（試合後は）全部できる選手だなと思いましたし、その後の試合を見てもバランスがすごく良いです」と、中島との戦い辛さを口にする。

　そんな両者だが、最近の戦績は対照的だ。中島は昨年4月に2度目の防衛戦でピケオーに敗れて王座から陥落したが、以降は小鉄と和島大海を下して2連勝。一方、山崎は昨年7月にピケオーの初防衛戦の相手を務めるもKO負け、続く12月には藤村大輔に敗れて2連敗を喫している。

　波に乗る中島は「2回やってどちらも接戦でした。相手の攻撃力も分かっているし、しっかりとイメージもできているので、自分としては特に問題ないと思っています」と勝利への自信を覗かせる。しかし、今回の試合が正念場となる山崎も、「12月の試合で、気持ちという一番大事なところを藤村選手に思い出させてもらいました。自分がデビューした頃も『強い選手を喰ってやろう。気持ちだけは負けない』と思い戦っていたことを確認できました。次にぶつけたいと思っています」と前回の敗戦を糧にしたいと意気込む。

　試合に向けて、中島が「殴って殴って殴りまくる試合になるか、何もさせずに勝つ試合になるか。どちらにせよ間違いない試合になると思います」と言えば、山崎も「自分と中島選手なら、70kgの迫力と面白さ、どちらかが倒れるような試合を見せられると思います。全力でやるだけです」と応じ、どちらもKO必至の熱闘を誓った。

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