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【空手】極真館から廣重毅師範が独立、極真拳武會を設立

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2017/02/06(月)UP

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数多くの名選手、王者を育ててきた名伯楽・廣重師範が独立して極真拳武會を設立

 緑健児、八巻建志、数見肇など極真空手史に残る名王者たちを育てた廣重毅師範が、極真空手道連盟・極真館から独立し、新組織を設立したことを2月5日(日)に発表した。

 国際空手道連盟・極真会館の東京城南川崎支部の支部長として活躍してきた廣重師範は、2003年1月に同埼玉県支部長だった盧山初雄師範と行動をともにし、極真館を設立。

 盧山師範が館長、廣重師範が副館長となって活動してきたが、昨年12月19日に極真館城南品川支部の金子雅弘支部長が除名処分を受けたことをきっかけとして、「組織のあり方に、我々の目指す極真空手道の形と、現極真館とは、もはや埋められない隔たりがあることが明らかとなった」(プレスリリースより)という。

極真館を代表する選手であった藤井脩祐(右)も極真拳武會へ

 そして、「2月5日に下記支部長・道場責任者全員で協議した結果、空手道発展のため、極真館と袂を分かち、新組織を立ち上げる事もやむを得ないとの結論に至り」(同)一般社団法人 極真武道空手連盟 極真拳武會を設立した。

 廣重会長に取材をしたところ、正月明けから独立へ向けて準備を進めていたといい、準備が終わったところで盧山館長と電話で話し、独立に至ったと言う。

 今後の活動予定は2月19日の『団体戦 廣重道場杯 極真空手道大会』を皮切りに、極真館所属時から決まっていた大会を極真拳武會主催として行っていき、4月9日には『第1回国際ジュニア・ユース空手道選手権大会』を開催。秋には第1回の全日本選手権大会の開催を目指すという。

藤井脩祐の弟で極真館全日本選手権を四連覇している藤井将貴も移籍

 廣重会長は「小さくても自分たちでやれることからやっていこうと考えています。コツコツといい選手を作って行きたいですね。選手がいっぱい出るよりも、どれくらい自分たちの稽古の内容がきれいに試合で出せるか、という大会を目指していきます」と語る。

 また、他団体主催の大会出場や他団体との交流については、「組織を設立したばかりでまだその余裕がないので、しばらくは極真拳武会がやることに専念します。他がどういう状況なのかも分からないですし。まずは極真拳武会の大会で成績を残して、そこから先にもっと大きな大会に出たいという選手がいればその時に考えます」と話している。

新組織名称:一般社団法人 極真武道空手連盟 極真拳武會
会長:廣重毅
本部道場・蒲田道場〒144-0052 東京都大田区蒲田一丁目18番10号フォレストヒルズ1F

<国内>
▼東京
廣重 毅(蒲田)
金子雅弘(大井町・青物横丁)
菅野哲也(長原・石川台)
東海林亮介(池尻大橋・砂町)
夏原 望(五反田・中延)
藤本義隆(神楽坂)
平野幸彦(二子玉川・経堂)
徳永知一 (平和島)
伊藤裕規(大岡山・東工大)
石澤邦夫(羽田)
藤井将貴(有明・千鳥)
▼神奈川
古賀裕和(元住吉・川崎・大倉山・中山)
奈良和康(武蔵新城)
増田卓哉(鹿島田)
橋本幸憲(溝の口)
▼埼玉
姜 宗憲(さいたま中央)

<海外>
▼アメリカ合衆国
藤原賢治(コネチカット)
ダン・ウェブスター(フロリダ)
▼ロシア
藤井脩祐(モスクワ)

<今後の行事予定>

2月19日(目) 団体戦廣重道場杯極真空手道大会(東京工業大学武道場)
3月5日(日)春季審査会(大森スポーツセンター)
3月19日(日) 極真拳武會錬成大会(品川区総合体育館)
4月9日(日) 第1回国際ジュニア・ユース空手道選手権大会(川崎市とどろきアリーナ)
5月21日(日) 極真拳武會錬成大会【中学以上】(石川記念武道館)
7月30日(目)~8月1日(火)少年夏合宿(鴨川青年の家)
※その他、秋季に全日本大会の開催を予定

●編集部オススメ記事
・藤井将貴が極真館最後の出場となった全日本で4度目の優勝を果たした 
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