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【K-1】36歳の四冠王・水町浩、悲願の初陣で「キックボクシングに懸けた人生を見せる」

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2017/02/07(火)UP

村上竜司塾長(右)が持つミットにパンチを打ち込む水町浩(左)

 2月25日(土) 東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~』でK-1初参戦を果たす水町浩(士魂村上塾)の公開練習が、7日(火)都内の所属ジムで行われた。

 1999年1月にプロデビューした水町は、これまでにWMAF世界ウェルター級、MA日本スーパーライト級&ウェルター級、RISEライト級の4つのタイトルを獲得している36歳のベテラン。今大会では、新設されたK-1ライト級の初代王座を決めるトーナメントのリザーブファイトで、新進気鋭の21歳・瑠輝也(=るきや/TRY HARD GYM)と激突する。

 四冠王の実績を持ちながら「自分はパンチも蹴りもそんなに強くないので(笑)」と控えめな水町だが、2分1Rのミット打ちではワンツーから鋭いヒザ蹴り&ミドルキックにつなげるコンビネーションを披露。「いい具合に疲れが溜まっていて、精神面も集中してやれているので、すごく良いと思います」との言葉通り、順調な仕上がりをアピールした。

 36歳にして念願のK-1出場をつかんだ水町。周りの反響も大きかったようだが、本人は「プロになってから練習環境はそんなに変わっていないです。もちろん夢だった舞台ですが、やるべきことは倒すということなので、それに向けて変わらずに進んでいる感じですね」と、いたって自然体だ。

 同じジムに所属し、一足先にK-1やKrushのリングを経験している上原誠やモハン・ドラゴンの存在も大きく、「お互いに高め合っていますね。疲れを感じた時に、(練習している姿を)横目で見ながら『まだ頑張ってるな』と思ったりして、ケツを叩かれるような感じです」と、欠かせない刺激になっている様子。

 そんな水町だが、対戦相手の瑠輝也については「若いですし、空手出身なので攻撃力もあるでしょうね。つい最近の試合もしっかりと倒しているようなので、自信もつけて良い状態なのではないかと思います」と分析。

 6日(月)の公開練習で、瑠輝也が水町に関して自分より格下と発言したことについても、「そういう選手が溢れているのがK-1です。そのくらいの意気込みを持った選手と真っ向勝負して勝つことに意味があるので」と、むしろ望むところだと受けて立つ。

 また、リザーブファイトでのトーナメント参戦となることについても、「可能性は絶対にゼロではないので、本戦に出場する選手たちも意識してチェックしています」と抜かりはない。

 大一番を前にもベテランらしい落ち着きが際立つ水町。初めて自分を目にするK-1ファンには、「(K-1に)出たくても出られない選手もいます。そんなに日の目は浴びていないですが、キックボクサーとして普段の生活から人生を懸けてやってきた選手もいるんだぞ、というところを見せたいし、見てほしいです」と熱い思いを口にする。

 もちろん、「自分みたいな人間が(若い選手と)リングの中で対戦した時に、どのようなものが生まれるのかが自分でも楽しみです。そのうえで、しっかりと結果を残して勝って、可能性があるなら、またその上を目指したいですね」と、来たるべき日を楽しみに待ち望む気持ちもある。

 キャリア18年、キックボクサーとしての生き様を背負い、K-1のリングに上がる水町。「気持ちで倒してきた実績はあるので、KO目指してやります」と力強く意気込みを語っている。

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