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【シュートボクシング】北斗拳太郎、新必殺技“顔砕拳” で王座奪取へ「今回も壊す!」

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2017/02/10(金)UP

タイトルマッチを争うSB日本王者・坂本優起(左)と挑戦者・北斗拳太郎(右)。中央はシーザー武志SB協会会長

 2月11日(土)東京・後楽園ホールにて開催されるシュートボクシング(以下SB)の2017年シリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2017 act.1』の前日計量が、10日(金)17:00より都内で行われた。

 セミファイナル(第8試合)で、2度目のタイトル防衛戦に臨むSB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起(シーザージム)はリミット0.15kgアンダーの69.85kg、挑戦者の同級1位・北斗拳太郎(ボスジムジャパン)はリミットちょうどの70.0㎏で計量を一発でパス。タイトルマッチ調印式&記者会見に臨み、試合に向けた意気込みを語った。

 今回が3度目の対戦となる両者。これまでに、ノンタイトル戦で2度(2015年8月と2016年2月)対戦し、僅差の判定ながらいずれも北斗が勝利している。

 現在32歳の坂本は、2013年4月にプロ16戦目でSB日本スーパーウェルター級王座を獲得し、初防衛にも成功。SBのリングで、後のラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者となるT-98(たくや)も破ったこともある。また、浅草の人力車夫という顔も持ち、人力車を曳いて培ったパワーと突進力を武器としている。

 一方の北斗は、キックボクシングでJ-NETWORKスーパーウェルター級のベルトを巻く26歳の実力者。人気漫画『北斗の拳』の主人公ケンシロウになりきる“なりきり格闘家”として知られ、リング上だけでなく記者会見や試合後の控え室でのインタビューでも徹底してキャラを貫く個性派だ。

人力車夫姿で会見に臨んだ坂本

 そんな2人が3度目の対決で、満を持して迎えるタイトルマッチ。会見の冒頭、SB協会のシーザー武志会長から「2回ともチャンピオンの坂本が負けており、これは本当に恥ずかしいこと。であるならば、タイトルを懸けて対戦してはどうかという結論に至った」と経緯を説明する。

 会長から厳しい言葉を投げ掛けられた坂本だが、「正直、僕は負けたとも勝ったとも思っていないです。あの判定の延長の末にこの3戦目があると思っています」と強気。「まだ、タイトルを渡すわけにはいかないので、必ず僕が防衛します」と王座防衛を誓った。

ケンシロウ姿で会見に臨んだ北斗。存在感が抜群だ

 一方、「ボス神拳伝承者、北斗拳太郎だ」と毎回恒例の自己紹介を述べた北斗。“ボス神拳”とは、原作漫画で主人公ケンシロウが用いる暗殺拳法の北斗神拳と、北斗が所属するジムの名称ボスジムを掛け合わせたものだ。

 坂本との3度目の対決を前に、「牙大王(原作に登場するケンシロウの敵の一人。理由は定かではないが、北斗は坂本のことを常に牙大王と呼ぶ)には過去2回勝っているが、決しておごりはない。今回も壊す! 以上だ」と、今回も返り討ちにすると力強く宣言。

 さらに、この試合に向けて、新たな必殺技を用意してきたと言う北斗。「今回、習得してきたボス神拳は、顔面を砕く拳と書いて、“顔砕拳”(がんさいけん)だ。明日、顔砕拳を出したいと思っている。以上だ」と顔砕拳の炸裂を予告した。

 坂本がリベンジ&王座防衛を果たすのか。それとも、北斗が顔砕拳で三度返り討ちにし、王座を奪取するのか。あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。

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