【KNOCK OUT】梅野のラジャ防衛戦に赤信号、ロートレックとは再戦望む
4月1日(土)東京・大田区総合体育館で開催された『KNOCK OUT vol.2』の二夜明け記者会見が、3日(月)都内にて行われた。
“世紀の対決”と謳われた、ムエタイのスーパースターであるロートレック・ジャオタライトーン(タイ)vsラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・梅野源治(PHOENIX)は、5Rフルに戦って判定2-0で梅野が惜敗。小野寺力KNOCK OUTプロデューサーが「ロートレックはタイのビッグマッチでメインをはる選手。あそこまでやり合えるのは梅野選手しかいない」と評した一戦を、梅野が振り返った。
「ローもパンチも強い本物の選手。強かったけれど想定していた通りの強さの選手でした」と梅野。会見には右腕を包帯で吊って現れ、上腕二頭筋が筋断裂しており、医者からは3週間安静を言い渡されたことを明かした。また、左耳の鼓膜も破れているという。
「試合前の練習ですでに右腕がつりそうだったんです。それでストレッチをやっていたんですが、ストレッチをしすぎてバキッと音がしました。ただ痛みはなく腕も動いたので気にしていなかったんですが、試合になって1・2Rは何ともなかったのに3Rから右腕が重くなってきて。3Rに首相撲で組んだ時には力が入りませんでした。おそらく1・2Rでパンチを打った時に切れたか、どこかで切れたのだと思います」と、試合前から異常があったと明かした。
ジャッジ3名がいずれも10-9でロートレックにポイントを付けた4R、梅野は首相撲で2度転倒させられ、首相撲からのヒザ蹴りの打ち合いでも劣勢となった。3Rの筋断裂の影響があったのかとの質問には、「試合前に骨折していようが何していようが関係ない。この日に試合があると決まりがあってやっていることですから。あの日の100%は出しました。それで単純に僕の方が弱かった、ロートレックの方が強かった。それだけです」とした。
歴史的勝利はならなかったが、「試合をやってみて、自分の力をもっと信じて戦えばタイのトップ選手と競り合える実力が付いている実感は凄くある。あとはいかに自分がいい状態で試合に臨めるか。そこをしっかり作っていかないといけない。自分がタイでもトップにいるという自信がなくなったとかは一切ない。次の試合を見てください」と、手応えはつかんだようだ。
さらに、「(再戦は)すぐにでもやりたい。いつでもいいので次やれば必ず勝てる自信がある。次の試合でもいいし、今年中でもいい」と早い段階での再戦もアピールした。
しかし、5月17日(水・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアムで決定した初防衛戦に関しては、「僕としてはやりたいのはあるが、今日診断を受けて3週間右手を動かさないようにと言われました。蹴るにしても右手を使うので練習が出来ない。そこは会長と話をして、タイ側とも話して決めていく形になります」と、怪我のためどうなるか分からない、とした。最悪の場合、防衛戦が出来なければ王座剥奪もありえるという。
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