【UFC】コーミエvsジョーンズ、因縁の再戦がついに決定
「UFCのライトヘビー級史上、最も待ち望まれていた再戦」と呼ばれるカードがついに実現する。
7月29日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターにて開催される『UFC 214』で、王者ダニエル・コーミエ(アメリカ)vs挑戦者ジョン・ジョーンズ(同)のUFCライトヘビー級タイトルマッチを行うことが発表された。
両者は2015年1月のUFCライトヘビー級タイトルマッチで初対決。プロデビューから僅か3年でUFC史上最年少王者(23歳8カ月)となり、当時すでに7度の防衛を果たしていたジョーンズが、無敗の挑戦者コーミエを判定で退け、8度目の防衛に成功した。
しかし、ジョーンズは2015年4月に車の当て逃げ事件で王座剥奪と無期限出場停止の処分を受けることに。さらに、その後も違法改造車でドラッグレースを行った疑いで逮捕されたり、無免許運転で社会奉仕活動を命じられたりと、素行の悪さが問題視されるようになった。
この間、2015年5月にコーミエはアンソニー・ジョンソンとの王座決定戦を制して王者返り咲きを果たし、同年10月には初防衛にも成功。昨年4月の『UFC 197』で、復帰したジョーンズを挑戦者に迎えて防衛戦を行うことが決まったが、コーミエが負傷により欠場。ジョーンズは代わりにオヴィンス・サンプルーとのライトヘビー級暫定王座決定戦に臨み、勝利を収めた。
そして、昨年7月の200回記念大会『UFC 200』で、ついに正規王者コーミエと暫定王者ジョーンズによるUFCライトヘビー級王座統一戦が決まったが、なんと大会僅か3日前にジョーンズに禁止薬物違反が発覚して試合は中止に。再戦はまたも流れ、批判の的となったジョーンズは暫定王座の剥奪処分と1年間の出場停止処分を受けた(出場停止処分は今年7月7日に解ける)。
一方、コーミエは今年4月の大会で、強豪アンソニー・ジョンソンに一本勝ちを収めて2度目の防衛に成功し、好調を維持する。その試合後にはケージ(金網で囲まれたリング)サイドで観戦していたジョーンズに対して、「あいつは一体誰なんだよ? 何年待たせるんだよ! 彼が良いファイターであることは認めるが、まだ(自分に挑戦する)資格はない」とマイクで言い放っていた。
しかし、ジョーンズの出場停止処分明け直後というタイミングで行われることに決まった今回の再戦。ジョーンズにとっては王座を奪取して、汚名返上のきっかけをつかみたいところだ。対して、未だジョーンズ戦が唯一の黒星となっているコーミエは王座防衛と共にリベンジを果たしたいところだ。
PHOTOS By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
●編集部おススメ記事
・コーミエが一本勝ちでV2
・ジョン・ジョーンズに禁止薬物違反の可能性、コーミエとの王座統一戦は中止に
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】