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【極真会館】空手家・キックボクサー・芸人と3つの顔を持つノアがウェイト制参戦

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2017/05/17(水)UP

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昨年は極真空手で新人賞、キックボクシングで新人王を獲得したベイ・ノア。お笑いコンビでも活動しているという異色の存在

 6月3日(土)4日(日)大阪府立体育会館で開催される極真会館『2017オープントーナメント第34回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の記者会見が、5月17日(水)都内にて行われた。

 今大会は軽量級(-70kg)、中量級(-80kg)、軽重量級(-90kg)、重量級(+90kg)の4階級で2日間にわたって体重別のトーナメントで優勝が争われる。軽量級41名、中量級32名、軽重量級31名、重量級12名の合計116名がエントリー。

 会見には各階級の有力選手が出席、それぞれ意気込みを語った。

 軽量級の注目選手は、昨年の全日本選手権大会(無差別)で新人賞を獲得したベイ・ノア(東京城北支部)。ノアは“ブラックパンサー”ベイノアのリングネームでプロキックボクサーとしても活動しており、J-NETWORK2016年度ウェルター級新人王に輝き、現在デビューから6戦全勝。

「普段はキックボクシングの試合に挑戦させていただいており、極真会館の強さを証明するために勝ち星を重ねています。バックボーンである空手でタイトルを獲るため、そして空手でもキックボクシングでも強いことを証明するために参戦を決意しました。ベイ・ノアの試合が一番面白かったと思ってもらえるように、ウェイト制を盛り上げるために参戦しました」と挨拶。

 8月20日(日)東京・後楽園ホール大会では「J-NETWORKウェルター級次期王者挑戦者決定トーナメント」の決勝戦に出場することも決まっており、「そこへ向けてキックボクシングの練習もしています」と言い、「前回、新人賞をいただいた無差別(昨年の第48回全日本選手権大会)の大会は、キックボクシングの試合から1カ月後に出場して空手の試合でキックボクシングの動きが応用出来て強い選手に勝つことが出来ました。あれからさらに練習して、もっとベストな形が作れています」と、空手とキックボクシングを融合したスタイルで勝つという。

 その第48回全日本選手権大会では、2回戦で2012年第44回全日本選手権優勝を始め、2007年第9回全世界選手権6位、2013年第5回世界ウェイト制選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ40歳の大ベテラン、アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン)を破る大番狂わせを演じ、一気に注目を浴びる存在になった。会見に出席した軽量級の選手も、意識している選手としてノアの名をあげるほどだ。

軽量級に出場する(左から)小林、ノア、17歳のホープ山崎一央

 ノア自身は「若手の勢いに押されないように勝ち上がりたいです」と言い、戦いたい選手として同門2名の名をあげた。

 1人は明石浩太で、ノアは『ケトルベル』という名前のお笑いコンビでも活動しており、明石はその相方である。「彼の蹴りの速さとツッコミの早さは天下一品なので」と勝ち上がってくることを期待する。

 もう1人は2016年第33回全日本ウェイト制軽量級4位の実績を持つ小林健人で、「決勝で当たるであろう彼とは同じ所属で同じ年齢で同じ階級なので、色は僕の方が黒いですが白黒ハッキリつけたい」とジョークを交えて答えた。

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